ノルウェー ロフォーテン諸島に行ってわかった3つのこと

lofoten

ノルウェー北部にあるロフォーテン諸島。フィヨルド地形の穏やかな海に鋭く切り立った山々が浮かぶ、世界で最も美しい場所の一つとも言われる場所。ユーラシア大陸の北西端に位置するこの地は、日本から訪れた僕らにとって、世界の果てのように感じる場所でもある。クングスレーデンを歩いた後、ノルウェーに入った僕らはこの地を訪れた。

本記事では、実際に行ってわかったロフォーテン諸島のTipsをお伝えします。

(2016年8月時点の情報です)

目次

その1:トレイルは滑りやすいので雨の後は要注意

ロフォーテン諸島は氷河で削られた山が海に沈んだフィヨルド地形。起伏が激しい裸岩の山です。足元は岩場が多く、土がある場所も水捌けが悪いところが多かったです。雨の後は岩が滑り、土のある場所はドロドロ。傾斜も急なので、雨の後はトレッキングするかは、トレイルの状況を見て慎重に判断したほうが良さそうです。

このような傾斜のある山肌を登ることが多く、草は湿地で、岩と岩の間は泥々で滑りやすい

このような傾斜のある山肌を登ることが多く、草は湿地で、岩と岩の間は泥々で滑りやすい

その2:キャンプでロフォーテンの夏を楽しむ人がたくさん

ロフォーテン諸島に行くまでは、何となくノルウェーでもかなり北西の端にあるので、あまり人のいない静かな場所かと勝手に思っていましたが、僕らの訪れた8月は、短い夏をキャンプで楽しもうという人で、良い意味で賑やかでした。

僕らの泊まったモスケネスのキャンプサイトは、規模がそれほど大きくないこともありますが、連日キャンピングカーとテントでいっぱい。ノルウェー国内だけでなくヨーロッパ各地から集まっているようでした。道を歩いていても、キャンピングカーが何台も通り過ぎるのを見ました。国道沿いのちょっとした展望ポイントをかねた駐車場や、その周辺の草むらなどで、ワイルドキャンプ(野営)をしている人もしばしば。もちろん、山の上やビーチなどでも適切な場所があれば自由にワイルドキャンプができます。

夏は夜遅くまで明るく、気温も北極圏の割にはそこまで冷え込まないので、快適に過ごせました。夏のロフォーテン諸島はキャンプもオススメです。

lofoten

とても小さいですが、写真左下に見える赤い物体はテントです。こんなところでキャンプを楽しめれば最高でしょう

その3:チューブ入りのキャビアールとトマト煮のサバ缶は山ごはんにも最適

ノルウェーも他の北欧諸国と並んで物価の高い国。食事をするにも、外食はもちろん、スーパーでも物によってはなかなかの値段にためらわれることも。

そんな中で、手頃でどこでも手に入りやすく美味しいのが、チューブ入りのキャビアールとトマト煮のサバ缶です。

キャビアールは魚卵のペースト。オレンジ色のタラコ味です。炊き立てご飯に載せるのはもちろん、タラコ風味パスタの味付けに、野菜をディップするソースとして、またクネッケブローという平たい乾燥したパンや、スカンジナビアスタイルのクリスピーブレッド(WASAという商品が有名)に塗って食べるのも美味しいです。持ち運びやすいので、山めし山ごはんに大活躍しました。

またトマト煮のサバ缶もスーパーでよく見かけました。ご飯のお供だけでなく、周りのヨーロッパ人の食べ方を真似して、パンに載せてみても美味しかったです。魚とパンの取り合わせ、聞くと何だか不思議な感じですが、そういえばトルコで食べたサバサンドも結構美味しかった記憶が。サバの食べ方の新しいレパートリーが増えました。

チューブ式のキャビアール(左)とハムチーズペースト(右)。間にあるのはクリスピーブレッドで、上にキャビアールとハムチーズペーストを載せています

チューブ式のキャビアール(左)とハムチーズペースト(右)。間にあるのはクリスピーブレッドで、上にキャビアールとハムチーズペーストを載せています

サバのトマト煮の缶詰

サバのトマト煮の缶詰

ロフォーテン諸島でのトレッキングで気になることがあればコメント欄に!

ロフォーテン諸島でのトレッキングって実際どうなの?と気になることがあれば、コメント欄にメッセージいただければ、今回のトレッキングの実体験をもとに、わかる範囲でお答えします!

 

トレッキングレポートはこちら

https://trailtravelers.net/norway-lofoten1/

https://trailtravelers.net/norway-lofoten2/

アクセス・準備や装備・宿泊等についてのまとめはこちら

https://trailtravelers.net/lofoten-summary/

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ロフォーテン諸島の記事を見ました。
    ロフォーテンの旅行を計画しているものです。キャンプ場に泊まってみるのもいい経験だなと思っているのですが、初心者なもので張れるか心配です。またキッチンはどのようになっていたのか知りたいです。
    この美しい景色を堪能したい。ハイキングの情報などとてもありがたかったです!

    • sakiさん、コメントありがとうございます。僕らが利用したモスケネスキャンプ場は設備はしっかりしており、日本でもテント泊をされている経験があれば何も不自由なことはないと思います。キッチンは、建物の中にあり、コンロ、シンク、電子レンジがあるシンプルなものです。広くはないので、時間帯によっては混み合ってました。鍋・フライパンも少しだけ置いてありましたが、キャンプ用の調理器具・食器類は念のため持参された方が良いかと思います。ロフォーテンは素晴らしいところだったので、是非行ってみてくださいね!

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