トルコの南岸にあるロングトレイル、リキアンウェイで地中海沿いのトレッキングを楽しんだ僕らは、トルコ中部にある世界遺産の街カッパドキアに向かった。自然の驚異とも言える独特の奇岩群が有名で、遺跡や地下都市など見所の多い街だ。今回は僕らはカッパドキアの中心にあるギョレメの街を起点に3日間にかけて日帰りトレッキングを楽しんだ。
本記事では、トルコ・カッパドキアでのトレッキングのまとめとして、アクセスと準備、ルート、天候と装備、食事と宿泊についてレポートします。
(2016年6月時点の情報です)
カッパドキアへのアクセスと準備

今でも使われている洞窟住居
カッパドキアのトレッキング・ルート
各バレーの概要
僕らが歩いた谷(バレー)を中心に、カッパドキアのトレイルを紹介します。
- ピジョンバレー
ギョレメの街から南西に向けてウチヒサル城の手前まで伸びている谷です。ギョレメの街から徒歩10分程度でアクセスできること、2〜3時間程度で歩けること、ウチヒサル城からはバスで戻ることが可能であることから初心者でも気軽に楽しめる谷です。先にバスでウチヒサル城方面に行き、そこからギョレメの街に向かって歩くことも可能でΩす。
https://trailtravelers.net/turkey-cappadocia/
- ホワイトバレー・ラブバレー
ギョレメの街の西側に南北に伸びる谷です。ウチヒサル城に近い南側がホワイトバレーと呼ばれ、北側のきのこ岩がある辺りがラブバレーと呼ばれるようです。こちらも2〜3時間で歩けます。ラブバレーを抜けた後は、アスファルトの道を歩いて戻るか、本数が少ないですがバスで戻ることも可能です。
ピジョンバレーを歩いた後、ホワイトバレー・ラブバレーを続けて歩くことも可能です。もちろん、その逆ルートも可能。
https://trailtravelers.net/turkey-cappadocia-2/
- レッドバレー・ローズバレー
ギョレメの街の北東方面に広がる谷です。ギョレメの街からは、テーブルマウンテンのような形に見える場所です。谷底からテーブルマウンテンの中腹まで複数のトレイルが走り、様々な表情を楽しむことができます。洞窟の教会などもあり、見所の多い谷です。また、夕日に染まる姿が美しく、サンセットポイントとしても人気があります。他のバレーと比較すると、アップダウンが多く、谷全体の規模も大きいため、時間に余裕を持って訪れた方が良いです。
ガイド付きのサンセットツアー(谷の入り口までの送迎含む)も企画されているようなので、不安な方はこちらの利用も良いかと思います。
https://trailtravelers.net/turkey-cappadocia-3/
- その他のバレー
上記以外では、ウフララバレー(ウフララ渓谷)が有名ですが、ギョレメから徒歩では行けません。グリーンツアーというカッパドキアの主要観光スポットを巡るワンデーツアーに、ウフララ渓谷のトレッキングが含まれています。僕らは利用しませんでしたが、このツアーには地下都市や教会の見学もセットになっているため、効率的にカッパドキア観光を楽しみたい人には向いていると思います。ただし、ツアーとなるため、カッパドキアの絶景トレイルを自分のペースで満喫したい場合には向かないかもしれません。
全体像と地図

ローズバレーからの絶景
カッパドキアの気候と装備
僕らの海外トレッキング&世界一周の装備・持ち物のまとめ記事はこちら

日焼け対策はしっかりと
カッパドキアでの食事と宿泊

初日と二日目に泊まったGedik Cave Hotel

ギョレメのロカンタSARAY Local Foodで食べた晩御飯
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