大公開!世界一周海外トレッキングで起こったハプニング

「世界のトレイルを巡る旅」として、300日間で世界一周海外トレッキングをした僕ら。

「いくらかかったの?」「どこが一番良かった?」に次いで聞かれるのが「危険な目には合わなかった?」という質問。

僕ら夫婦はもういい大人なので、決して無理をせず、安全第一を心がけていたこともあり、命の危険を感じるようなピンチはありませんでしたが、今となっては笑えるちょっとしたハプニングは結構あったのでご紹介します。

(参考)他にも良く聞かれる質問「どこの国、どこの山が一番良かった?」はこちら

https://trailtravelers.net/our-best-trail/

目次

ハプニングその1:ジョージアで肺炎に

旅が始まってちょうど1ヶ月ほど過ぎたころ。僕らはトルコの北、コーカサス地方にあるジョージアという国にいました。カズベキでトレッキングを終え、民泊の宿でジョージア料理の晩御飯を食べた夜の出来事でした。激しい悪寒と発熱、吐き気が襲ってきて、眠れぬ夜を過ごし、翌朝もベッドから立ち上がれず、数十メートル歩いてはしゃがみ込んでしまうようなフラフラな状態。

なんとか首都トビリシへ戻り、そこから這うようにして病院へ。診てもらうと「うん、肺炎だね、今日から入院してね」の即入院宣告。鼻に酸素を送り込むパイプを挿入され、腕に点滴を打たれ、病室へ。そこから1週間の入院生活が始まるのでした。

世界のどこかで食中毒にでもなって一度くらいは病院にお世話になるかもしれないとは、思っていましたが、まさか出発して1ヶ月で肺炎を患うとは全くの想定外。肺炎は細菌やウイルスなどが肺に入ったことによって肺に炎症が起こる病気で、体力や免疫力が弱まっているときに発症するとのこと。体力には自信があったのでびっくりしました。ネパール、インド、キルギス、ウズベキスタンを旅して、やっぱり疲れていたんでしょう。

1週間で無事に退院でき、海外旅行保険に入っていたこともあって、費用負担もゼロでした。海外旅行保険には入りましょう。

(参考)海外トレッキングのための保険についてまとめた記事はこちら

https://trailtravelers.net/insurance/

(参考)ジョージア・カズベキのトレッキング記事はこちら

https://trailtravelers.net/georgia-trekking-summary/

綺麗で近代的な病院でした

ハプニングその2:ペルーで牛にテントを破壊される

ペルーアンデスの核心部を歩くトレッキングに向かった僕ら。日帰りトレッキングでも人気が高いラグーナ69と、三泊四日で歩くブランカ山群サンタクルス谷のトレッキングコースを連続で歩くことにし、五日分の食料を持って出発。

初日、ラグーナ69は往復ルートということもあって、スタート地点のキャンプ場にテントを設営し、荷物をおいてトレッキングに出発!

トレッキングを終えて戻ってくると、そこにあるはずのテントがない・・・。そこにあるのはポールが折れてぺしゃんこになり、ビリビリに破けたテントと、何かを咀嚼する牛の姿のみ。なんと牛にテントを破壊されてしまっていたのです。

原因はテントの中に食料を置いていったこと。これを目当てにお腹を空かせた牛が突進したのでしょう。まぁ、初歩的なミスです。日本でもタヌキやキツネに狙われますもんね。

コントのような状況に笑うしかなかったのですが、このままでは牛に囲まれて野宿をしなければならないという笑えない状況。夜は氷点下近くまで気温が下がるため、本当にやばい状況でした。

幸い、ラグーナ69の日帰りトレッキングツアーの帰りのバスがあったため、なんとか町まで戻ることができ、その後準備を整え直して、サンタクルス谷のトレッキングを行うことができました。

テントの破損は、海外旅行保険の携行品損害が適用され、新しいテントを買い直すことができました。くれぐれもテントに食料を置いてトレッキングに出かけることの無いようにしましょう。

(参考)ペルー・ブランカ山群サンタクルス谷のトレッキング記事はこちら

https://trailtravelers.net/peru-huaraz-santa-cruz-summary/

無残な姿のテントと容疑者(牛)

ハプニングその3:ヨセミテで急遽ヒッチハイク

僕らのジョンミューアトレイルのスタート地点は、マンモスレイクという街が拠点で、ヨセミテバレーからバスで移動する予定でした。早朝にサンフランシスコを出発し、正午過ぎにようやくヨセミテバレーに到着。

乗ってきたバスの運転手に、念のためマンモスレイク行きのバスの時刻やバス停を確認したところ「今日はバスは来ないよ〜。9月だからね」とさらっと言われてしまったのです。

この日は9月2日(金)。8月までは毎日運行していたバスが、9月からは週末のみの運行となっていたのでした。単純な事前確認不足が原因です。。

翌日が土曜日のため、この日ヨセミテバレーに宿泊できれば、翌日バスで移動することもできたのですが、この時期のヨセミテバレーは観光客で溢れかえり、ホテルもキャンプ場もすべて満室。ヨセミテバレーでの野宿は禁止ということで、ビジターセンターで相談したところ「もうヒッチハイクしかないね!グッドラック!」と言われる始末。

悩んだ挙句、人生初のヒッチハイクを決意。ビジターセンターで画用紙をもらい、行き先を書いて、道路に立ち、最高の笑顔で親指を立てる僕ら。

車はたくさん来るのだけど、みんな笑顔で通過していく。。

30分ほど過ぎて、持久戦を覚悟し始めた頃、1台の車が止まってくれました。乗せてくれたのはドイツ人とオーストリア人の大学生で、車で旅を続けているとのこと。彼らは車中泊が基本で、今日の行き先も明確に決めてないとのことで、なんと100キロ先のマンモスレイクの街まで連れて行ってくれることに。

感謝、感謝、本当に感謝しかありませんでした。バスの運行日には気をつけましょう。

(参考)ジョンミューアトレイルのトレッキング記事はこちら

https://trailtravelers.net/john-muir-trail-summary/

ヒッチハイクで使った画用紙

その他のハプニング

以上が特に印象的なハプニングですが、細かいものをあげると本当にたくさんあります。

  • マイアミからリマへの飛行機でロストバゲージ
  • 南アフリカ・ダーバン空港では預けた荷物が明らかに荒らされて出てきた
  • ギリシャ・カステロリゾ島の青の洞窟でGoProを水没させる
  • レソトの乗り合いバスで音楽がガンガンの大音量過ぎて頭痛になる
  • 宿やバス停が地図通りの場所に無く、見つからない(多数)
  • 飛行機や電車やバスが遅れて、後続の予定に影響(多数)
  • シャワーが水しか出ない(多数)  
  • 等々

今となってはどれも良い思い出です。本当に無事に帰って来られて良かったと思います。

危険な目に合わなかったのはもちろん運が良かったというのもありますが、各国の情勢を事前に調べ、危険な場所には行かないようにしたことや、国によっては町歩きの際にカメラやスマホを出さない、夜間は外出しないなどの危機管理も行いました。

それでも、上記にあげたような大小様々なトラブルはあったので、やはり海外旅行保険に入ったり、貴重品の管理や、荷物を預ける際の施錠などの対策は必要だと感じました。

荷物を宿に預ける際はバックパック全体をワイヤーで覆えるパックセーフが役に立ちました。パックセーフはちょっと重いので、本当に必要かどうか迷うところでしたが、安心感は抜群だったので、持って行って正解だったかなと思います(トレッキングには持って行っていません)。

(参考)他にも良く聞かれる質問「世界一周トレッキングの費用はいくらかかったの?」はこちら

https://trailtravelers.net/worldtravel-cost/

(参考)世界のトレイルを巡る旅の全体概要はこちら

https://trailtravelers.net/worldtravel-route/

 

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