ネパール・アンナプルナで10日間のロングトレッキングを終えた僕らは、インド・ラダック地方に向かった。ここはほとんどの場所が3,000m以上という高地。ネパールから繋がる同じヒマラヤ山脈であるが、ラダックはネパール・ヒマラヤとはまた違った乾燥した異世界トレッキングが楽しめる。今回はチベット仏教のゴンパ巡り、4,300mにある青く透明なパンゴン・ツォなどのラダック観光と組み合わせて気軽に楽しめるワンデー・トレッキングを行った。
本記事では、実際に行って分かった、ラダック・トレッキング&旅行のTipsをお伝えします。
(2016年5月時点の情報です)
その1:挨拶はジュレー!
インドではナマステですが、ここはラダック語でこんにちはのジュレーが挨拶。ゴンパで出会ったおばあさんも、ガイドやドライバーのお兄さんも、子供もみんな、ジュレーと明るく話しかけてくれます。
その2:高山病と車酔い対策を考える
レーの街は標高約3500m。飛行機でいきなりこの高所に到着するので、高山病が心配です。レーを拠点に周辺の村や景勝地を巡るのがラダック観光の基本スタイルですが、到着初日や次の日は、高地順応を兼ねてレー近郊をゆっくりしたほうが良いでしょう。高地順応期間を考慮した観光日程を組むのがポイントです。
また、車酔いにも注意が必要です。僕らはラマユルやパンゴン湖など、片道車で3〜5時間、でこぼこ道を揺られながら行きましたが、標高の高さも手伝って、かなり辛かったです。ただし、ラマユル、パンゴン湖はそれでも行く価値がある素晴らしいところです!
その3:おしゃれなカフェでゆっくりしよう
レーにはおしゃれなカフェがいくつかあり、美味しいラッシー、スムージー、お茶などをいただけます。僕らもレー到着初日は息がすぐに上がってしまうので、カフェでよく休憩していました。
その4:停電したら星空を見るチャンス
たまに停電するレーでは、夜部屋にいると急に真っ暗になってしまうことも。そんな時は慌てず騒がず、外に出て星を見ましょう。満天の星が楽しめます。
なお、街灯も少ないので、夜出歩くときは懐中電灯や携帯のライトが必要です。でこぼこの未舗装路も多く、何の前触れもなく道に穴が空いていたり、岩が落ちていたりします。
その5:インド人もラダック好き
インド人旅行者が近年増加しているというラダック。インドの有名映画のロケ地になったことなども影響しているそう。
デリー空港でインドに入国する際、デリー空港の係員が僕らの持っていたラダックの観光本を見せろというので、何か尋問されるのかと思ったら、普通にパラパラ見て、「レーに行くの?いいねーいいねー」と写真を見て笑顔で楽しんでいました。
また、デリー・レー間のフライトでは、行きも帰りも、通路側に座っているインド人が窓側の僕らに、「俺のスマホで窓から雪山の景色を撮ってくれ」と頼まれました。
映画のロケ地のパンゴン湖では、踊ったり映画の有名なポーズで写真を撮ったりしてはしゃぐインド人をたくさん見られます。
おまけ:女子および清潔さや快適さをやや求める方へ
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トイレットペーパー
基本、備え付けはないので、外出時は自分で持って行きましょう。トイレは男女別れていることが多いです。レストランでは、店員から鍵を借りて行くスタイルが多かったです。なお、レストランにはだいたい石鹸で手を洗える場所があります。インド人はだいたい手をよく洗っています。
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リップクリーム、ハンドクリーム
降水量が少なく乾燥しているラダック。リップクリームやハンドクリームなど、保湿グッズがあると良いです。レストランの洗面所の備え付けの石鹸やゲストハウスの石鹸は、かなり強力なのか、手がガサガサになります。
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高山病および酔い止めの薬
高山病が心配な方はダイアモックスという高山病の薬を使うという手もあります。ダイアモックスはレーの薬局で10粒60Rp程度で買えました。また、車で長時間移動する際は、道が悪いところもあるので、酔いやすい人はその対策もあると安心です。
ラダック・レーで気になることがあればコメント欄にどうぞ
ラダック・レーって実際どうなの?と気になることがあれば、コメント欄にメッセージいただければ、今回の実体験をもとに、わかる範囲でお答えします。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。ブログを拝見しました。
その2に書かれていた、高山病と車酔いの両方への対応についてご質問です。
高山病の薬であるダイアモックスと、車酔いの薬の併用は問題ありませんでしょうか?
もしご存知でしたら是非お聞きしたいです。
よろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。ダイアモックスと車酔いの薬は併用していません。薬に関することなのでお近くの薬局・薬剤師にお問い合わせいただくのが一番安心かと思います。お力になれずすみません。