タスマニアの原生地 オーストラリア オーバーランドトラック(2)

オーストラリア・タスマニア島、世界自然遺産に指定されているタスマニア原生地の最深部を歩く65kmのトレッキングルート・オーバーランドトラック。ボタングラスの草原にユーカリの木々、ゴンドワナ時代からの太古の森、そしてウォンバットやワラビーなどの野生動物、ここは毎日が見知らぬ動植物との出会いの連続。僕らはこの大自然でこの旅最後となる五泊六日のトレッキングを行った。

二日目のトレッキングレポートです。

(トレッキング実施日:2017年1月26日)

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Day2 概要

  • スタート地点 ウォーターフォールバレー Waterfall Valley
  • ゴール地点 ウィンダミア湖 Lake Windermere
  • 9時00分出発 11時00分到着(休憩無し) 
  • 行動時間 2時間00分(休憩無し)
  • 距離 7.8km

ウォーターフォールバレーハットの朝

雨は一晩中降り続いた。外に出て、冷たい雨に濡れながら朝食用に給水をする。小屋の水場は、外にある雨水を貯めたタンク。タスマニアは空気が綺麗であり、空から落ちてくる雨も綺麗だという。タスマニアと同じくらいの緯度にあるのは、ニュージーランドとパタゴニア南部くらいで、偏西風で流されてくる空気が大変綺麗なのだとか(ただし、水の飲用は煮沸や浄水が推奨されていた)。

朝食を食べ、出発の準備し、雨の具合を見計らって小屋を出る。タイミングよく太陽が顔を出し、周りの草木は一気に目を覚ましたように輝き始めた。

朝食と出発の準備で賑やかなウォーターフォールバレーハット

ウォーターフォールバレーハットの側にあるキャンプエリア。ちょうど太陽の光が差し込み始めた

太陽の光に照らされて、木々が目を覚ます

降ったり止んだりの雨

今日の目的地は、7.8km先にあるウィンダミア湖。距離は短いため、途中ウィル湖へのサイドトリップを行うのが一般的のよう。僕らは天気次第でどうするかを決めることにし、まずはウィル湖への分岐点を目指した。雨は降ったり止んだりとはっきりしない。

雨対策をしっかりして主発。多種多様な植物が広がる雰囲気の良いトレイル

昨日に引き続き、高山植物が広がる見通しの効いたトレイル

晴れていれば今日も天空のトレイルといった雰囲気だろう

ウィル湖への分岐点

ウィル湖への分岐に到着したが、雨は本降りに。ちょうどガイド付きツアーのハイカーの集団が居て、彼らは荷物をここに置いてウィル湖方面へ歩いていった。ここから往復1時間ほどの距離にある。

ウィル湖は昨日遠くから見えていたバーンブラフが目の前に迫る大きな湖で、絶好のランチスポット。天気が良ければ湖水浴を楽しむ人も多い。トレッキング中はシャワーなどどこにもないため、川や湖があれば、喜んで飛び込むのだ。しかし、今は本降りの雨。僕らはそのまま先に進むことにした。湖などに飛び込まなくても、今ならいつだって天然シャワーを浴びられる。

ウィル湖への分岐。トレッキングツアーの集団がサイドトリップへの準備をしていた

ウィル湖へは片道30分。雨の状態によっては行ってみたかったが、僕らは直進することに

サイドトリップでここに荷物を置いていく場合、フエガラス(Currawong)に荒らされないようにザックカバーをかけておくなどの対策が必要。フエガラスはクチバシを使って器用にジップを開けてしまうのだという

小屋を目指して先を急ぐ

今日の小屋の定員は16名で昨日の24名よりも少なく、さらに雨のため昨日テント泊だったハイカーも小屋に流れてくるかもしれない。そう思って、先を急いだ。

雨のテント泊は避けて小屋に泊まりたい僕ら。それでも今は、風がなく雨の中を歩くのが気持ちよかった。少し濡れるくらいの方が自然と一体になれる気がしたのだ。きっと強がりなのだろうけど。

雨の雰囲気もなかなか良いではないか

苔のようにこびりつくのはサルオガセという地衣類。空気が綺麗な場所でしか生息できないという

いろいろな植物が花を咲かせていた

雨は降ったり止んだり。この辺りは木道が整備され、雨でも歩きやすい

ウィンダミア小屋へ

雨の中せっせと歩いたため、2時間ほどで本日の目的地ウィンダミア小屋に到着。まだ時間は11時だった。小屋への到着は二番手で、無事にベッドスペースを確保。

ランチを食べ、あとは寝袋にくるまってゴロゴロ。オーバーランドトラックのビジターガイドを読み込む。ビジターガイドには、ルート概要から、タスマニアの成り立ち、植生や動物などの情報が詳しく載っており、大変役に立った。

雨が止んだ夕方、小屋の周りを散歩する。散歩から戻ってくると、なんと小屋の周りに小さなワラビーであるパディメロンが!!あまりの可愛さに僕らは大興奮だった。

ウィンダミア小屋

雨上がりに小屋の周りを散歩

晴れていれば湖の向こうにバーンブラフが見えるはずなのだが・・

散歩から戻ってくると、小屋の周りにパディメロンが!!

つぶらな瞳が可愛すぎる

ハイライトと改善点

<ハイライト>

  • 小屋の裏から現れたパディメロン
    雨上がりに散歩に出かけて小屋に戻ってくると、小さな二匹のパディメロンが目の前に現れた!
    この日は残念ながら雨で、トップオブザワールドと形容されるトレイルを十分に感じることができなかった僕らだが、最後の最後でテンションがマックスに!

<改善点>

  • 特になし

初日、三日目、四日目、五日目・六日目のトレッキングレポートはこちら

タスマニアの原生地 オーストラリア オーバーランドトラック(1)
タスマニア島・オーバーランドトラック。初日ロニークリークからウォーターフォールバレーまでの約10.7kmのトレッキングレポートです。途中クレイドルマウンテンへのサイドトリップも実施
タスマニアの原生地 オーストラリア オーバーランドトラック(3)
タスマニア島・オーバーランドトラック。三日目ウィンダミア湖からペリオンハットまでの約16.8kmのトレッキングレポートです。途中ワラビーの親子にも遭遇。
タスマニアの原生地 オーストラリア オーバーランドトラック(4)
タスマニア島・オーバーランドトラック。四日目ペリオンハットからキアオラまでの約8.6kmのトレッキングレポートです。マウントオッサへのサイドトリップルートも途中まで歩きました。
タスマニアの原生地 オーストラリア オーバーランドトラック(5)
タスマニア島・オーバーランドトラック。五日目キアオラからウィンディーリッジまでの約9.6km、六日目ウィンディーリッジからセントクレア湖・ナルキサスハットまでの約9.0kmのトレッキングレポートです。

世界のトレイルを巡る旅の全体概要はこちら

世界のトレイルを巡る旅 ルートまとめ
2016年4月13日から300日間、僕らは夫婦で世界のトレイルを巡る旅に出発しました。本記事では、僕らが訪れた世界のトレイルと旅全体のルートをまとめています。
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