インド・ラダック地方で秘境トレッキングを楽しんだ僕らは中央アジア・キルギスに向かった。ここには中央アジアのスイスと形容されるアルティン・アラシャンという温泉保養地があり、緑に囲まれた美しい景色をトレッキングで楽しむことができる。今回はアルティン・アラシャンを訪れる1泊2日のトレッキングを行った。
本記事では、実際に行って分かった、アルティン・アラシャン・トレッキング&旅行のTipsをお伝えします。
(2016年5月時点の情報です)
目次
その1:挨拶は肩入れ気味の握手
ネパールでは「ナマステ!」、インド・ラダックでは「ジュレー!」と誰とでも元気よく声に出して挨拶することがその土地の習慣でしたが、中央アジアではちょっと違いました。声に出しての挨拶よりも、がっちり肩を入れての握手が挨拶代わり。知り合いを見つけると、とりあえず握手。挨拶の仕方の変化で、違う民族・文化の国に来たのだなーと感じます。
その2:素晴らしい景色が「ずっと」続く
アルティンアラシャンまでの道は約16km。後半少しアップダウンがありますが、ほぼずっと緩やかな登り。中央アジアのスイスの名に相応しい、素晴らしい景色が広がります。ただ、最初から最後まで、この素晴らしい景色がずっと続き、変化がないと言えばないです。どこまで進んだのかよくわからなくなることも。でもやっぱり何度も足を止めて、眼前に広がる光景に見入り、写真を撮ってしまうのは、素晴らしい景色だからでしょう。なお、道中は特に売店やトイレは見つけられませんでした。またトレイルは日陰が少なく、暑い季節は注意したほうがいいでしょう。
その3:でこぼこ道をジープで揺られるという手もあり
麓のアクスーという街からアルティンアラシャンまでは、ジープでも行くことができます。ただし、かなりのでこぼこ道で岩もゴロゴロしているので、かなりの揺れは覚悟しましょう。
街で手配することも可能ですし、歩いていると、通り過ぎる車が乗っていかないか声をかけてくることもあります(料金は要交渉)。僕らは、行きは断りましたが、帰りも同じおじさんに声をかけられたので、ものは試しに乗ることにしました。道中おじさんといろいろ話して面白かったです。
なお、ホーストレッキングという手もあります。
その4:キルギスの美味しいお菓子を行動食に
アルティンアラシャンのトレッキングのお供に、キルギスのお菓子をぜひ。マーケットでは、量り売りで一個からバラ買いできます。味は、アタリもハズレもあるそうですが、僕らが食べたのは全部アタリでした。
キルギスでは食卓にご飯と一緒にお菓子が並ぶことが多いようで、ゲストハウスでも山小屋でも、紅茶とたくさんのお菓子を振る舞っていただきました。
その5:アルティンアラシャンの温泉は家族風呂方式
アルティンアラシャンは温泉があることでも有名です。川のほとりにいくつか温泉小屋があり、鍵は山小屋が管理しています。僕らが泊まった山小屋の温泉は、家族風呂方式で、鍵を借りている間は自分達しかいないので、水着着用でなくても大丈夫かもしれません(屋根と囲いがあるので外からは見えません)。
ちなみに、冬場などは、温泉に入ったあとそのまま外に出て、雪の降る冷たい川に飛び込むという楽しみ方もあるそうで(?)、その時は水着必須ですね。(僕らが行った時はそういう人は見かけませんでしたが)。
その6:夏のキルギスは8時ぐらいまで明るい
キルギスの首都ビシュケクやアルティンアラシャントレッキングの拠点となるカラコルは、札幌と同じぐらいの緯度。夏は8時ぐらいまで明るく、仕事終わりに公園で語らうカップルやフットサルコートで汗を流す青年を目にしました。アルティンアラシャンの山小屋でも、夕食は7時に提供されましたが、外はまだ明るく、美しい山を眺めながらいただくことができました。ちなみに日の出は5時半ぐらい。
一方で冬は朝の8時ぐらいまで日が出ないそうで、まだ薄暗いなかを通勤通学するそうです。
おまけ:参考にした情報
イシククル湖南・東岸周辺情報は、イシククル州政府観光企画課の以下のPDFがとても参考になりました。(ただし、2012年の情報なので金額は少し値上がりしているようでした)
アルティン・アラシャンでのトレッキングで気になることがあればコメント欄に!
アルティン・アラシャンでのトレッキングって実際どうなの?と気になることがあれば、コメント欄にメッセージいただければ、今回のトレッキングの実体験をもとに、わかる範囲でお答えします!
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