まるで太古の地球 アイスランド ロイガヴェーグル・トレッキング②

icelandアイスランド・ロイガヴェーグル。火山灰や溶岩でできた灰色の大地からは蒸気が噴き出し、黄緑色の苔が生える。そして雪もある。そこは火山と氷河が織りなす太古の地球のような場所だった。雨に打たれ、火山灰にまみれながら歩いたあの景色は脳裏に焼きついて忘れることはないだろう。今回はこの55キロの絶景トレイルを4日間かけて歩いた。

本記事では、トレッキング二日目のレポートをお伝えします。

(トレッキング実施日:2016年8月21日)

スポンサーリンク

Day 2 概要 フラプティンヌスケル〜ハヴァンギル

  • スタート地点: フラプティンヌスケル Hrafntinnusker
  • ゴール地点: ハヴァンギル Hvanngil
  • 10時20分出発 18時00分到着
  • 行動時間: 7時間40分(休憩込み)
  • 距離: 約17km

雨の中いくつもの雪渓を越えていく

朝起きると辺りは濃い霧で包まれていた。気温もかなり低く震える寒さだった。天候の回復を待って出発の準備をしていたが、願いも虚しく濃霧は雨に変わっていった・・・。

小屋の入り口が乾燥室になっていたため、そこで少しだけ暖をとり、元気を充填してから出発!!今日はアルフタヴァトンまでの約12キロを歩く予定だ(結果的にはハヴァンギルまでの約17キロを歩いた)。

今日のトレイルも不思議な光景が続いた。ざらざらとした火山地質の黒い山肌には所々緑の苔が生え、谷にはたくさんの雪が残ってた。ここも晴れていれば壮大な景色だっただろう!

そんな山肌を登って下り、そして登り返していく。何度も雪渓を踏み越えていくのだが、時折、雪渓が崩れ落ちている所があったり、足場が悪い。

今日も緑色の苔が生えた不思議なトレイルを進む。天気が悪く視界が悪い

今日も緑色の苔が生えた不思議なトレイルを進む。天気が悪く視界が悪い

大きな雪渓が残り、崩れ落ちている箇所もある

大きな雪渓が残り、崩れ落ちている箇所もある

雪渓を歩き、火山地質の山肌を進む。地味なアップダウンを黙々と乗り越えていく

雪渓を歩き、火山地質の山肌を進む。地味なアップダウンを黙々と乗り越えていく

眼下に広がる世界は太古の地球か

今日も何度か水蒸気が噴出する温泉ポイントを通過して行くと、やがて眼下に景色が広がる。火山灰の黒と苔の緑の世界に濃い霧が覆い被さり、太古の地球はこんな感じだったのかなと思わせる、恐竜が出てきそうな光景だった!!

ここからは下り。正面に絶景を眺めながら下っていく。急な下りが終わると川沿いの道となる。

今日も至る所から蒸気が吹き出していた

今日も至る所から蒸気が吹き出していた

やがて分厚い雲が垂れ込めた太古の地球のような世界が目の前に広がる!

やがて分厚い雲が垂れ込めた太古の地球のような世界が目の前に広がる!

ここからは下りとなり、川沿いの道を進んでいく

ここからは下りとなり、川沿いの道を進んでいく

噂に聞いていた渡渉ポイントへ

しばらく進むと、川の手前と対岸の双方で、座り込んでいる何かをしている数人のトレッカー。レインパンツを膝上までたくし上げたり、トレッキングシューズを脱いでサンダルに履き替えたりしている。

噂に聞いていた渡渉ポイントだ!

手付かずの大地を歩くロイガヴェーグル。ルート上にはいくつもの川があるのだが、基本的に橋はかかっておらず、靴を脱いで渡るしかない。渡渉ポイントに直面すると誰もが、なんとか靴を脱がずに渡れる箇所は無いか?と周辺を歩きまわるのだが、大概そんな場所は無い。

僕らも少しうろうろしたが、結局諦めて、靴を脱いで渡ることにした。幸い、そこまで水量のある川では無かったため、レインパンツも膝まで上げれば濡れることは無かった。

その後はほぼ平坦な道を進む。雨は降り続いている。次第に風も強くなってきた。

レインパンツを膝までたくし上げ、冷たい川をなんとかクリア

レインパンツを膝までたくし上げ、冷たい川をなんとかクリア

渡渉の後はしばらく平坦な道を進む。雨のため、黙々と進むしかない

渡渉の後はしばらく平坦な道を進む。雨のため、黙々と進むしかない

アルフタヴァトンの小屋に着くもかなりの強風

しばらく進むと、ようやくアルフタヴァトンの小屋が見えてきた!!

ロイガヴェーグルの小屋は、テント泊の場合でも、利用料を払えば小屋のキッチンが使えるという情報があったため、利用するつもりでいた。暖かい小屋の中で、十分な火力のキッチンでご飯を作り、ゆっくり食べて体力を回復させる。そんな想定でいたのだが、昨日の小屋では宿泊者で一杯のため、利用できなかった。

今日は悪天候もあって身体も冷えている。暖かいキッチンでゆっくりしたい!そう思いながら、レセプションで尋ねでみたが、今日も宿泊者で満員のため利用できなかった、、残念!

そしてここは、テントが張れるが心配なほど強風が吹いていた。どうやらここは常に風が強い場所のようで、「5キロ先にハヴァンギルの小屋があり、そこの方が風はマシです」との張り紙が小屋に貼ってあった。「マシ」という表現が引っかかるものの、しばらく悩んだ末に、進んでみることにした。

湖のほとりの立つアルフタヴァトンの小屋。晴れていればさぞかし眺めが良いところなのだろう

湖のほとりに立つアルフタヴァトンの小屋。晴れていればさぞかし眺めが良いところなのだろう

アルフタヴァトンのテント場。吹きさらしの場所にあり、ここにテントを張るのはかなり厳しそうに感じた

アルフタヴァトンのテント場。吹きさらしの場所にあり、ここにテントを張るのはかなり厳しそうに感じた

再びの渡渉を乗り越えハヴァンギルへ

再び渡渉があったが、それ以外は問題なく進み、1時間少々でハヴァンギルの小屋が見えてきた。引き続き雨と風が強かったため、少しでも良い場所にテントを張って休みたいという思いが強く、到着後直ぐにテントを設営。この小屋は溶岩地帯のそばにあり、冷たい雨と風に加えて、細かな火山灰にもまみれることになった(風はマシではあったが十分強かった)。

この日はもう暖かいご飯を作る元気もなく、マッシュポテトを水で緩め、シリアルを混ぜたご飯を食べ、早々に眠りに着いた・・・。

後から振り返ってみると、この小屋はもしかしたら部屋が空いていたかも知れない。思考停止状態でテントを設営してまったが、その前に確認すれば良かったかもしれない。

川を渡ってから振り返って写真を撮ったところ。みんなこんな感じで渡ります

川を渡ってから振り返って写真を撮ったところ。みんなこんな感じで渡ります

ようやくたどり着いたハヴァンギル小屋。小屋泊もできたかもしれないが、テント場にテントを設営した(写真には写っていないが、小屋のそばに20サイトほどのスペースあり)

ようやくたどり着いたハヴァンギル小屋。小屋泊もできたかもしれないが、テント場にテントを設営した(写真には写っていないが、小屋のそばに20サイトほどのスペースあり)

Day2のハイライトと改善点

<ハイライト>

  • 眼下に広がった太古の地球を思わせる世界
    冷たい雨が降り続く中、雪が残るトレイルを黙々と歩き続け、ようやく遠くまで景色が見渡せるポイントに到達。眼下に広がる厚い雲が垂れ込めた風景は、きっと太古の地球はこのようなところだったんだろうと思わせる迫力のある世界だった!!
    曇り空なのにこんなに美しいと感じた景色は初めてかもしれない。

<改善点>

  • 焦らずにまずは小屋泊が可能かどうかの確認をすべき
    少しでも良いテント設営場所を確保したい一心で、受付をする前に焦ってテントを張ってしまったが、もしかしたらハヴァンギルは泊まっている人が少なそうだったので、小屋泊ができたかもしれない。きっと満室だろうという思い込みもあったが、どんな時も可能性は捨てずに行動するようにしたい。
    この日の夜はなかなかの強風と雨と火山灰にまみれるアイスランドの厳しい自然の洗礼を受けた。小屋だったら温かいご飯を食べてゆっくり休めたのに・・・

ロイガヴェーグルトレッキングレポート初日・三日目・四日目はこちら

まるで太古の地球 アイスランド ロイガヴェーグル・トレッキング①
アイスランド・ロイガヴェーグル。火山灰や溶岩でできた灰色の大地からは蒸気が噴き出し、黄緑色の苔が生える。そこは火山と氷河が織りなす太古の地球のような場所だった。この55キロの絶景トレイルを4日間かけて歩いたトレッキング初日のレポートです。
まるで太古の地球 アイスランド ロイガヴェーグル・トレッキング③
アイスランド・ロイガヴェーグル。火山灰や溶岩でできた灰色の大地からは蒸気が噴き出し、黄緑色の苔が生える。そこは火山と氷河が織りなす太古の地球のような場所だった。この55キロの絶景トレイルを4日間かけて歩いたトレッキング三日目のレポートです。
まるで太古の地球 アイスランド ロイガヴェーグル・トレッキング④
アイスランド・ロイガヴェーグル。火山灰や溶岩でできた灰色の大地からは蒸気が噴き出し、黄緑色の苔が生える。そこは火山と氷河が織りなす太古の地球のような場所だった。この55キロの絶景トレイルを4日間かけて歩いたトレッキング四日目のレポートです。

世界のトレイルを巡る旅の全体概要はこちら

世界のトレイルを巡る旅 ルートまとめ
2016年4月13日から300日間、僕らは夫婦で世界のトレイルを巡る旅に出発しました。本記事では、僕らが訪れた世界のトレイルと旅全体のルートをまとめています。

スポンサーリンク

シェアする