アイスランド・ロイガヴェーグル。火山灰や溶岩でできた灰色の大地からは蒸気が噴き出し、黄緑色の苔が生える。そして雪もある。そこは火山と氷河が織りなす太古の地球のような場所だった。雨に打たれ、火山灰にまみれながら歩いたあの景色は脳裏に焼きついて忘れることはないだろう。今回はこの55キロの絶景トレイルを4日間かけて歩いた。
本記事では、トレッキング三日目のレポートをお伝えします。
(トレッキング実施日:2016年8月22日)
Day 3 概要 ハヴァンギル〜エムストル
- スタート地点: ハヴァンギル Hvanngil
- ゴール地点: エムストル Emstrur
- 11時30分出発 15時30分到着
- 行動時間: 4時間00分(休憩込み)
- 距離: 約10km
今日も冷たい雨からのスタート
今日も朝から冷たい雨。雨が止んだタイミングを狙って出発したかったが、雨は降り続いた。雨が降っているとテントの撤収にもエネルギーを使う。雨に濡れた火山灰は払っても落ちず、厄介だった。
今日はエムストルまでの約10キロを歩く。広く平らな大地を延々と歩いていく。昨日は予定より長く歩いたため、今日の行程は短めだ!
増水した川を越えると久々の太陽
溶岩地帯を抜けると大きめの川に着く。しばらく川沿いに進むと、渡渉ポイントだった。川幅があって、雨も降り続いているせいか水量が多い。
何人かのトレッカーが渡っているが、膝上まで浸かっている。男子も女子もパンイチになって渡っている。そんな渡渉を僕らもなんとか乗り越え、先に進むと、徐々に陽が差し込んできた。久々の太陽だ!!
日差しはあるものの風に乗って雨が打ちつける
しばらくは車も通れる未舗装を進み、その後、左に入る分岐で再びトレイルに入っていく。
日差しはあるものの、風が強く、その風に乗って横から雨が打ちつける。延々と続く天気雨の中を歩き続ける。砂地の平原には、可憐な花がたくさん咲き、大変綺麗だった!
虹がかかる火山灰トレイルを進み続ける
強風の中、火山灰トレイルを進み続け、最後は平地から火山灰が堆積した山の間を抜けていく。火山灰に強風…富士山の側火山である宝永山に登ったときも同じようなシチュエーションだったことを思い出しながら歩き続けた。
振り返ると歩いてきた道に綺麗な虹がかかっていた!
エムストルの小屋へ到着
歩き始めて、4時間。本日の宿泊地エムストルの小屋が見えてきた。晴れてきてはいるものの依然として風は強い。小屋の空き状況を確認したが、やはり予約で一杯だった。幸いテント場は少し窪んだ場所にあり、周囲よりは風が弱そうたった。
早く到着したこともあり、この日は火を使ってご飯を作り、ゆっくり休むことができた!
Day3のハイライトと改善点
<ハイライト>
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久々に顔を出した太陽といつまでも追いかけてくる虹
激しい渡渉を超えたあたりから徐々に青空が広がり太陽が顔を出した。昨日から降り続いた冷たい雨からようやく解放されると思うと、一気に足取りが軽くなった!
雨は遠くの方から風に乗って打ち付けてくるが、そのお陰でいつまでも綺麗な虹を見ることができた。
<改善点>
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特になし!
ロイガヴェーグルトレッキングレポート初日・二日目・四日目はこちら
https://trailtravelers.net/iceland-laugavegur1/
https://trailtravelers.net/iceland-laugavegur2/
https://trailtravelers.net/iceland-laugavegur4/
世界のトレイルを巡る旅の全体概要はこちら
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