ノルウェーの4大フィヨルドの一つリーセフィヨルドには、海面から垂直に600mもの高さの一枚岩の崖がそそり立っている。岩の頂上は正方形の平らなスペースとなっており、その上からは遠くまで伸びるフィヨルドの大パノラマを望むことができる。トレッキングでしか訪れることができないこの場所は、フィヨルドの迫力を体感できる最高の場所の一つだろう。
(2016年8月時点の情報です)
急登、平地、急登を繰り返しながら進んでいく
今日は日帰りトレッキングということで荷物も必要最小限。軽いのでスイスイ登っていくことができます。急な登りを終えると、一度平地となりますが、再び急な登りになります。片道3.8km、標高差334mは日帰りにちょうど良い。
驚いたのは歩いている人の多さ。天気も良く、手軽に絶景が楽しめるとあって、若者から家族連れ、比較的年配の方まで様々な方が歩いていました(と言ってもそこそこハードなので、足腰に不安がある方は注意が必要です)。
気候と装備
僕らが訪れたのは8月。一年で最も暖かい時期で、快晴ということもあって、半袖短パンで登ることができました。ただし、朝晩は冷え込みますし、天気が悪いと気温もぐっと低くなると思うので、防寒対策も忘れずに。
急な岩場を登るような場所もあるので、靴は歩きやすいしっかりとした靴が望ましいです。岩の上を歩くので雨天時や風の強い日は注意が必要です。
登山口のプレーケストーレンロッジに、トイレや水道(飲用可能)があります。
食事と宿泊
プレーケストーレンへのトレッキングで飲食できる場所はないので、必ず食べ物を持参しましょう。スタヴァンゲルの街にはスーパーや飲食店がたくさんあり、北欧ならではの食材もあります。パンを買ってハムやチーズのサンドウィッチを作って持っていくのもオススメです。ヤギのミルクで作ったチーズがありキャラメルのような香りがして大変美味しかったです。
宿泊はスタヴァンゲルの街に泊まるのが一般的です。僕らはトレッキング前日と当日の2泊しましたが、トレッキング後その日のうちに飛行機や夜行列車でオスロに向かうことも可能と思います。また登山口のあるプレーケストーレンロッジに泊まることもできます。プレーケストーレンはかなり混み合うので、人が少ない早朝に登るならプレーケストーレンロッジに泊まるのも良いなと思いました。
僕らがスタヴァンゲルで宿泊したStavanger Pop Up Hostel はこちら。街の中心部から15分ほど歩きますが、北欧らしいデザイナーズホステルと言った感じでした。部屋もキッチンも綺麗で快適でした。歩いて5分ほどのところにスーパーもありました。

スタヴァンゲルの街並み

ヤギのミルクで作ったチーズ。キャラメルのような香りが特徴的でした

スタヴァンゲルポップアップホステル
参考にしたサイト
FJORD NORWAY フィヨルド ノルウェー
プレーケストーレンの概要、行き方やハイキングに関する情報が載っています。迫力ある動画も掲載されています。こちら。
FJORD TIDE フィヨルド タイド
フェリー・バスに関する情報(代金や時刻表)が載っています。最新情報はこちらでご確認をお願いします。こちら。
まとめ
300日の旅で僕らがノルウェーに充てた期間はわずか8日間。クングスレーデンを歩いた後、ノルウェー北部のナルヴィークに入り、最後は首都オスロからアイスランドに向かう日程が先に決まっている中、見所たくさんのノルウェーのどこを訪れるべきか、とても悩みました。
ノルウェーの国土は日本列島くらいの長さがあり、移動にそこそこ時間も必要であるため、トレッキングできる日数はわずかでした。ロフォーテン諸島を歩くことを先に決め、残された日程でフィヨルドも見る。その結果、フィヨルドそのものを見るだけではなく、しっかりトレッキングもできるリーセフィヨルド&プレーケストーレンを選択しました。
それでも日程はギリギリで、天候面の不安もありましたが、快晴の元、プレーケストーレンを訪れることができて本当に良かったです。オスロから最短1泊2日でも訪れることが可能なプレーケストーレンは、ノルウェー旅行とセットでトレッキングを行いたい人にもぴったりな場所だと思います。
スウェーデン・クングスレーデンのトレッキング記事はこちら
https://trailtravelers.net/kungsleden-summary1/
ノルウェー・ロフォーテン諸島のトレッキング記事はこちら
https://trailtravelers.net/lofoten-summary/

プレーケストーレンは比較的気軽にフィヨルドの絶景が楽しめる場所でした
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