アイスランド・スナイフェルスネス半島にある山キルキュフェットル。何層もの地層が積みかさなり、見る方向によっては美しい円錐形を描くその特徴的な姿から、写真スポットとして有名な場所。アイスランドを一周していた僕らは、久々に晴れたこの日、真っ赤な夕日を浴びながらこの山の中腹まで登ることにした。
(2016年8月時点の情報です)
キルキュフェットル(Kirkjufell)とは
アイスランド・レイキャヴィクの北西に位置するスナイフェルスネス半島にある標高463mの山。海や滝が近くにあり、その美しい形状から、人気の写真スポットになっています。三角形のように見える山は、見る角度によって表情が変わります。
スナイフェルスネス半島は火山帯にあって、国立公園に指定されています。クレーターや流れ出た溶岩跡を楽しむことができ、氷河もあることから、アイスランドの魅力を凝縮したような場所と言われています。
アクセス
レイキャヴィクからレンタカーまたはバスツアーで訪れることが可能です。僕らはアイスランドをレンタカーで一周する最中に訪れました。レイキャヴィクからは片道2時間半〜3時間ほどでアクセス可能のため、日帰りで訪れることも可能です。ただし、スナイフェルスネス半島には絶景スポットがたくさんあるため、一泊二日くらいの余裕を持った日程で訪れる方が良いと思います。
キルキュフェットルの近くには車数台が停められる駐車場があります。
トレッキングルート
キルキュフェットルの駐車場から山に向かって歩いて行きます。登山ルートの案内板などはありませんが、踏み跡があるため、それに沿って登っていきます。
キルキュフェットルは何層かの地層が堆積した山で、砂地の滑りやすい箇所があったり、岩をよじ登るような箇所があったりと、かなり難易度が高いです。
途中からはロープがかかっている岩をよじ登るクライミングのようなルートになるため、岩稜を登るスキルがない人、高所が苦手な人は避けた方が良いでしょう。
僕らは中腹まで登りましたが、安全を重視して途中で引き返しました。半分ほど登っただけですが、眺望はよかったです。
YoutubeにKirkjufellのClimbing動画が上がっているので、雰囲気を確認してから登ると良いと思います。
気候と装備
アイスランドは天候が不安定です。5日間かけてレンタカーでアイスランドを一周したのですが、半分は雨でした。キルキュフェットルを訪れた日は運良く晴れました。
キルキュフェットルは崖のような場所を登ることもあって雨の日は大変危険ですので、避けた方が良いでしょう。僕らが訪れたのは8月下旬で、陽が射せば暖かさを感じますが、基本的に寒く、防寒対策は必須でした。
食事と宿泊
僕らはアイスランド一周中は、各地のキャンプ場を利用したり、車中泊をしました(キャンプ場を利用しても、寒くて車の中で寝たことも、笑)。アイスランドは各地にキャンプ場がありますが、トイレ・シャワーやキッチンが併設しているもの、何もないただスペースがあるだけのものなど、設備に差があります。
キャンプ場の場所はこちらのサイトで調べることができます。
食べ物はレイキャヴィクのスーパーで購入し、持参しました。
アイスランドは物価が高いですが、自炊やキャンプ場を利用することで、費用を抑えることもできます。
まとめ
僕らは頂上まで登ることはできませんでしたが、中腹からの景色でも十分眺めが良いですし、登らずにキルキュフェットルを眺めるだけでもオススメです。ここを訪れるほとんどの人は、この美しい山を眺めることが目的ですしね。
フォトジェニックな場所なので、角度を変え、時間帯を変え、色々な表情を楽しむのもオススメです。夜に訪れて運良くオーロラが見られれば、きっと一生の思い出になると思います。
アイスランドを一周する時間的余裕がない場合でも、スナイフェルスネス半島であれば日帰りでも訪れることができるので、アイスランドを訪れた際はぜひ行ってみてください。
またアイスランドで本格的にトレッキングをする場合は、ロイガヴェーグルがオススメです。3泊4日でアイスランド内陸部を約65キロ歩くルートで、ここでしか見られない壮大な世界を歩くことが可能です。
僕らがロイガヴェーグルを歩いた記事はこちら。
https://trailtravelers.net/laugavegur-summary/
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