雄大な山々と苔生す原生林 ニュージーランド ルートバーン・グリーンストーン・トラック (3)

美しい渓谷から始まり、湖と滝、森林限界を超えた山岳エリアまで多様な風景を楽しめるルートバーントラック。苔生すブナの原生林、谷底に広がる草原と清流、のどかな風景を楽しめるグリーンストーントラック。この二つの人気トラックを繋げて、四泊五日のトレッキングを行った。

ルートバーントラックからグリーンストーントラックを歩いた三日目のトレッキングレポートです。

(トレッキング実施日:2017年1月9日)

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Day3 概要

  • スタート地点 マッケンジー湖キャンプ場
  • ゴール地点 マッケラーハット
  • 10時00分出発 16時30分到着(休憩込み) 
  • 行動時間 5時間30分(休憩除く)
  • 距離 15.6km

雨と緑の森を進む

今日はルートバーントラックからグリーンストーントラックに入り、マッケラーハットまで歩く。今日から山小屋泊の予定だ。プライベートが確保されるテント泊が好きな僕らだが、雨天のキャンプはちょっとしんどい。今日は快適な山小屋であることを期待して出発した。

出発時は霧雨だったが、歩き始めると次第に雨粒が大きくなり、レインウェアに当たってパラパラと音を立てる。今日の森も、ものすごい量の苔だ。これほどの苔が育っているのは、やはり相当の雨量があるからなのだろう。

キャンプ場を出発。マッケンジー湖を眺めながら歩き始める

今日も苔の王国といった素晴らしい世界が広がる

大小いくつもの滝を越えていく

壮大なアーランド滝

大きな岩をつたうようにして大きな一本の滝が見えてきた。落差174mのアーランド滝だ。水量が多い時は迂回しなければならないのだが、今日は大丈夫だった。雨も強かったため、ゆっくりと眺めることはせず、滝からのしぶきを感じながら、通り抜ける。

雨のため黙々と進むしかなかったが、生命力溢れる原生林に包まれて、不思議と幸せな気持ちでいっぱいだった。

アーランダ滝がある大きな岸壁が見えてきた

落差は174mもあるらしいのだが、雨で全体像をゆっくり眺める余裕がなかった

再び苔が美しい森の中を進んでいく

ハウデンハットからグリーンストーントラックへ

3時間ほど歩き続け、ハウデンハットに到着。ここでランチ休憩をとる。ガイド付きツアーの団体もここで休憩をとっていた。ニュージーランドはガイド付きツアーの内容も非常に充実しており、トレッキング経験が少ない人や、体力面で少し不安がある人でも安心して楽しめるツアーが提供されている。宿泊施設も、個人ウォーク用とは別にガイドツアー専用の立派なロッジがあり、温水シャワーから、3コースのディナーに、ワインやビールまで楽しめるという。魅力ある自然が幅広い層の人に提供される素晴らしい環境だと思う。ハウデンハットで休憩するツアー客も、ガイドが用意した美味しそうなランチをお腹いっぱい食べており、ちょっぴりうらやましくなった。

ハウデンハットの少し先に、キーサミットというビューポイントまでのサイドトリップルートがあるが、雨のため断念。そしてここからはルートバーントラックのルートを外れ、グリーンストーントラックを歩く。

雨の中歩き続けること3時間。ハウデンハットが見えてきた

ハウデンハットからグリーンストーントラックへ

再び美しい苔生す森へ

グリーンストーントラックに入ってからも、引き続き苔が美しい森だった。少しずつ雨が弱くなり、空も明るくなってきた。時折差し込む太陽の光が、雨粒を潤沢に蓄えた苔をキラキラと輝かせる。鳥の鳴き声がして、目を向けると、扇状の尻尾が特徴的な鳥ファンテイルが留まっていた。

再び美しい森の中へ。空が明るくなり苔もキラキラと輝き出す

幹のど真ん中からへし折れた大木

扇状の尻尾が特徴的なファンテイル

マッケラーハットへ

グリーンストーントラックは、かつてマオリの人々がグリーンストーン(ヒスイの一種)を運ぶために利用していた古道。足元に転がる石はどれも緑がかった色をしており、価値のあるグリーンストーンの原石があるのではと、時折立ち止まって、石探しをした。

ハウデンハットを出発して、2時間半ほどで、マッケラーハットに到着。比較的新しい綺麗な山小屋だった。マッケラーハットは予約不要だが、定員は決まっているため、遅く着くとベッドが確保できない可能性があった。トレッキングのハイシーズンということもあって少し心配したが、残りわずかのベッドを何とか確保することができた。

この辺りの石はほとんどが緑色

グリーンストーンの原石ではないかと思ってしまう綺麗な石

マッケラーハットに到着!

ハイライトと改善点

<ハイライト>

  • グリーンストーンが散りばめられた古道
    ここはかつてマオリの人々がグリーンストーンと呼ばれるヒスイの一種を運ぶために使っていた古道・・・
    苔生す世界の足元に転がるたくさんの艶やかな緑色の石に、ちょっぴりワクワクした瞬間だった!

<改善点>

  • ハウデンハットでサンドフライにやられる
    ニュージーランドにはサンドフライと呼ばれる蚊のような小さな虫がいて、刺されると強烈な痒みがある。休憩を取ろうとして、ハウデンハットの外でレインウェアを脱いだ瞬間にあっという間に何箇所も刺されてしまった・・・
    刺されないように虫除けも使っていたのだが、立ち止まったり肌を露出した瞬間は、決して油断してはならない!!

初日、二日目、四日目・五日目のトレッキングレポートはこちら

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コメント

  1. 北井栄治 より:

    4枚目の写真中央やや左寄りに、知る人ぞ知る!?亀石が写りこんでますが、気がついてましたか?ちょうど小さな滝が落ちかかっている辺りで、左を向いてます。

    • trailtravelers より:

      北井さん、グリーンストーンハットではお世話になりました。コメントありがとうございます!亀石っていうんですね、全く気付かずです。この辺りは雨で必死でした。ガイドウォークだときっとこういった面白いものを教えていただけて、楽しみが何倍にもなるのでしょうね。