トルコの南岸にあるロングトレイル、リキアンウェイで地中海沿いのトレッキングを楽しんだ僕らは、トルコ中部にある世界遺産の街カッパドキアに向かった。自然の驚異とも言える独特の奇岩群が有名で、遺跡や地下都市など見所の多い街だ。今回は僕らはカッパドキアの中心にあるギョレメの街を起点に3日間にかけて日帰りトレッキングを楽しんだ。
本記事では、レッドバレー・ローズバレーを歩いた三日目のトレッキングレポートをお伝えします。
(トレッキング実施日:2016年6月13日)
目次
レッドバレー・ローズバレーへ
今日はギョレメの街の北東方向にあるレッドバレー・ローズバレーを歩く。ここは夕陽が映えるサンセットポイントとして有名な谷。今日も午前中はゲストハウスでゆっくりし、夕方からトレッキングを開始した。
レッドバレー・ローズバレーはギョレメの街からはテーブルマウンテンのように見える場所でこれまで歩いたピジョンバレーやホワイトバレー・ラブバレーよりも少し離れた位置にある。
ギョレメ野外博物館を越えたところが今日のトレイルの入り口。そこから谷底に降りて行く。
少し遠回りして谷底トレイルへ
もともとはレッドバレー・ローズバレーの手前にあるソードバレーを経由していく予定だったが、うまく辿りつけず、遠回りしてソードバレーとは異なる谷(Meskendir Valley)に進んでしまった。
歩き始めた谷はこれまで歩いた谷よりも、幅が狭く、ずっと谷底を歩くもので、雰囲気の違ったトレッキングが楽むことができた。
夕陽に照らされるレッドバレー
しばらく進むと、レッドバレーへの分岐に辿り着き、レッドバレー方面に向かう。サンセットに合わせ夕方近くに出発したことに加え、若干の遠回りをしてしまったため、この時点で18時半。日が傾き始め、谷の深いところでは光が届かずかなり暗い。
レッドバレーもしばらく谷底だが、途中から斜面を登り始め、眺望の良いポイントに出る。名前の通り、今日の谷の色は赤。場所によっていろんな表情を見せるカッパドキアに改めて感動する。
夕陽に染まるトレイルを駆け回る
ここからはローズバレーと呼ばれる谷となる。昨日までと異なり、ここから先のルートは複雑だった。ここは谷自体の規模が大きいことに加え、この辺りは洞窟の教会が幾つかあり、それを複数のルートで繋いでいるためだ。すでに日が暮れそうだったこともあり、若干焦りつつ、駆け足で歩き回った。
それでも夕陽に染まるローズバレーは本当に美しく、時折立ち止まってしまうほどだった。
最後はサンセット
ローズバレーを抜け出す頃には、日も沈み、薄暗くなっていた。ゴールは最後はギョレメの北にあるチャウシンという街の近く。今日もここからアスファルトの道を歩いて帰った。
歩き終えて
夕陽に染まるローズバレーの美しさは、カッパドキア・トレッキングのファイナルにふさわしいものだった。今回は少し時間に余裕がなかったため、ルートも少し複雑に感じたが、ダイナミックな谷でビューポイントも多く、途中に洞窟の教会も複数あるため、もっと時間に余裕を持ってじっくり歩き回れると最高だったなと思う。
いずれにせよ、日が暮れる前に無事に谷を抜け出せて良かった、笑。
なお、レッドバレー・ローズバレーにはサンセットツアーという形でガイド付きで訪れることも可能なので、不安な人はその選択もありだろう。
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