2016年4月13日に始まった世界のトレイルを巡る旅は、世界の屋根とも呼ばれるヒマラヤ山脈のアンナプルナ・トレッキングから始まった。ネパールの昔ながらの農村風景から始まり、アンナプルナⅠ峰(8,091m)やアンナプルナサウス(7,219m)、マチャプチャレ(6,993m)を始めとするヒマラヤの高峰を360度の視界で眺めることができるアンナプルナ・ベース・キャンプを目指す10日間のトレッキングだ。
(本記事では、7日日から10日目までのレポートをお伝えします)
目次
DAY7:マチャプチャレ・ベース・キャンプ〜アンナプルナ・ベース・キャンプ
雪の翌朝は晴れ、すっきりとした青空のもと出発
朝起きると、青空が広がる快晴。ただ、あたり一面、真っ白な雪に覆われていた。
ここからアンナプルナ・ベース・キャンプまでは約2時間の行程。昨日は何も見えなかったアンナプルナの高峰が今日ははっきりと見える。今まで見たことの無い景色に囲まれながら、ゆっくりと登る。
ここまで来ると空気も薄く、すぐに息が上がる。
遂に最終目的地、アンナプルナ・ベース・キャンプに到着
9時過ぎ、遂に最終目的地のアンナプルナ・ベース・キャンプ(4,310m)に到着。360度、見渡す限り7〜8,000m級の高峰がそびえ立っている。本当に素晴らしい景色。山のピークでは無いが、たくさんのトレッカーが憧れて目指す場所であることに納得。
今日も午後から天気が崩れ、雪に。暖房の無いゲストハウスだが、マサラティーをポットで注文し、温まりながら、ゆったりと午後の時間を過ごした。
DAY8:アンナプルナ・ベース・キャンプ〜バンブー
別れを惜しみながら下山開始
今日から下山開始。昨日さらに降り積もった雪を踏みしめ、アンナプルナの高峰に別れを告げる。
今日の目的地はバンブー(2,335m)だ。およそ2日半かけて登ってきた行程を1日で下る。
バンブーでは3日振りのシャワーと、洗濯を行った。どこのゲストハウスもシャワーはあるが、基本は水で、お湯を使う場合、有料となる。
また、アンナプルナ・ベース・キャンプで一緒になったネパールでボランティアを行っている日本人とも一緒のゲストハウスとなった。トレッキング中、何度も同じトレッカーと再会するのも、このトレッキングの魅力の一つだ。
DAY9:バンブー〜ジヌーダンダ
徐々に蓄積する疲労、そして温泉
バンブーからジヌーまではアップダウンの激しい区間。300m登り、500mほど下って、400m登り、600m下るような行程。しかも高さがバラバラの急な石段である。1週間以上歩き続けた疲労が蓄積しているのか、思いの外ペースが上がらない。
ここまで歩き続けたご褒美に、今日の目的地ジヌーには天然温泉がある。(ゲストハウスからは下り15分、登り30分くらいかかる)。
思いの外、綺麗な温泉で、温度も適温。ゆっくりと浸かり、疲れを癒す。仲良くなった他のトレッカーのガイドやポーターと一緒に温泉に浸かる。
DAY10:ジヌーダンダ〜キムチェ
いよいよトレッキングも最終章へ
アンナプルナ・トレッキング最終日。スタート地点のナヤプルまで降りてからバスに乗る予定であったが、手前キムチェあたりから、ポカラ行きのバスがあることをこの日の朝知り、蓄積した疲労も考えて、このバスに乗ることを目指した。
11時前にキムチェに到着すると同時に、タイミングよくバスがやってきた。
冷たいパックのマンゴージュースを購入し、バスに乗り込んだ。あとは、でこぼこ道をポカラまで揺られるのみ。
ヒマラヤの高峰と山村の景色を楽しめるアンナプルナ・トレッキング
TrailTravelersの世界のトレイルを巡る旅の一つめとしては、かなりハードであったが、ヒマラヤの高峰とアンナプルナの山村の美しい景色を思う存分、楽しむことができ、そして怪我も病気も無く、予定通りアンナプルナ・トレッキングを終了させることができた。
(次は、インド・ラダックへ)
https://trailtravelers.net/annapurna-bc-2/
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