スウェーデン クングスレーデンに行ってわかった4つのこと

Kungsledenクングスレーデン、日本語では王様の散歩道と訳された北欧を代表するロングトレイル。散歩道と言う名前からはとても穏やかなトレイルを連想させるが、北極圏に位置するこのトレイルは真夏でも気温が低く、天候も崩れやすいため、しっかりとした装備・準備が求められるトレイルの王様だ。今回はアビスコからニッカルオクタまでの約110キロを7日間かけて歩いた。

本記事では、実際に行ってわかったクングスレーデンのTipsをお伝えします。

(2016年8月時点の情報です)

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その1:挨拶はヘイ!ヘイヘイ!!

スウェーデン語で「こんにちは」は「Hej」で「ヘイ」と言います(カジュアルな表現)。クングスレーデンを歩くとみんな明るく「ヘイ!」と声をかけてくれます。バリエーションとしてヘイを2回重ねる「ヘイヘイ!!」も結構聞きました。みんなでヘイヘイ言い合いながら歩くと何だかテンションが上がってきます、笑。

フェールラーベンクラシックの大会と重なったこともあってたくさんの「ヘイ!」を経験しました

フェールラーベンクラシックの大会と重なったこともあってたくさんの「ヘイ!」を経験しました

その2:自分だけの絶景スポットを楽しもう

スウェーデンには「自然享受権」という法的権利があって、これはすべての人が自然の中を自由に立ち入れる権利だそうです。そのため、国立公園以外であればどこでもキャンプ可能であったり、トレイルを外れて歩くことも権利として認められています。

地形を見て、地図を見て、景色の良さそうな場所を自分で見つけながら歩くワクワク感は、クングスレーデントレッキングならではの楽しみのひとつでしょう。時には落ちたトナカイの角を見つけることも。夕方になるとワイルドキャンプの場所探し。景色が良く、水場がそこそこ近く、風が吹き付けない平らなところを見つけられたら、自分だけの絶景スポットとして、ゆっくり静かな時間を楽しめます。

どこを歩いてもどこに泊まっても良いとは言え、「自然享受権」は自然保護に対して理解があるという前提があって成り立っているものなので、どんな時も自然を大切にする行動を心がけましょう。

それぞれがお気に入りの場所を見つけてキャンプをする

ここもキャンプに気持ち良さそうな場所

ここもキャンプに気持ち良さそうな場所

その3:天気はころころ変わる、シャッターチャンスを見逃さない

山の天気は変わりやすいものですが、クングスレーデンの天気は本当にころころと変わりました。僕らが歩いた期間中、一日中すっきりと晴れた日も、ずっと雨だった日もなかったです。快晴だと思っていたら、見る見るうちに雲が出てきて、遠くの方から雨が迫ってくるのが見えたりします。

晴れはそう長く続かないものと思って、写真は太陽が出ているうちに撮っておいたほうが良いでしょう。全体的に雨が多い場所ではありますが、その分、雨上がりの虹もたくさん見ることができました。夏の北欧は太陽高度が低く光が横から差し込むので、虹が見られる可能性が高いです。ダブルレインボーもたくさん見ました。雨上がりに太陽が出てきたら、前だけで無く後ろも時々振り返って、ぜひ綺麗な虹を探してみてください。

綺麗なダブルレインボー

綺麗なダブルレインボー

不思議な虹!?

不思議な虹!?

その4:好きなだけ歩いて好きなだけのんびりできる

クングスレーデンは北極圏にあるため、7月は白夜、8月も太陽は沈みますが真っ暗にはなりません。ずっと明るいので、好きなだけ歩き、好きな場所で好きなだけのんびり休み、そしてまた歩く。そんなトレッキングができるのがクングスレーデンです。

僕らは毎日、小屋から小屋へ一つずつ進む形としましたが、たくさん歩く日とゆっくりする日のメリハリをつけても良かったかなと思っています。日程に余裕があれば、メインルートを少し外れて、デイトリップするなどの楽しみ方もあるので、そのような歩き方をオススメしたいです。

体力に自信がある人は、明るい時間を使って少しでも長く遠くまで歩くことが可能ですが、思わぬ天候の悪化で停滞ということもあるので、くれぐれも無理のない余裕を持った計画を。

8月上旬は22時頃に日が沈むもののそれ以降も真っ暗にはなりませんでした

8月上旬は22時頃に日が沈むものの、それ以降も真っ暗にはなりませんでした

セルカ小屋に貼ってあった、小屋近辺のデイトリップルート。小屋のスタッフオススメのトレイルも歩いてみたかった。

セルカ小屋に貼ってあった小屋近辺のデイトリップルート。小屋のスタッフオススメのトレイルも歩いてみたかった。

クングスレーデン・トレッキングで気になることがあればコメント欄に!

クングスレーデンでのトレッキングって実際どうなの?と気になることがあれば、コメント欄にメッセージいただければ、今回のトレッキングの実体験をもとに、わかる範囲でお答えします!

初日から七日目までのトレッキングレポートはこちら

トレッキングまとめはこちら

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コメント

  1. チハル より:

    初めまして、8月にフェラルーベンクラシックに参加する予定です。記事を参考にさせてもらってます(とても参考になります)。質問させて頂いてもよろしいしょうか?
    8月で渡渉が必要な場合、足がしっかり固定されるサンダルが必要でしょうか(クロックスとかではNGでしょうか)?
    また、山小屋などでもカードで買い物できますでしょうか。

    • trailtravelers より:

      チハルさん、こんにちは。
      まず渡渉ですが、昨年の8月上旬は、サンダルに履き替えるような渡渉はありませんでした。
      ただ、年によって残雪の量が異なり、数日雨が続くと水量が増えることがあるので、一概にどのようなサンダルが良いかを推奨するのは難しいです。
      仮に水量があった場合を想定すると、足にしっかり固定できるサンダルの方が良いと思います。
      なお、渡渉というより湿地帯のような場所を歩く可能性はあるので、ハイカットの登山シューズ、ゲイター、ストックは用意しておいた方が良いです。
      次に、山小屋ですが、全ての小屋を確認したわけではないので、わかりませんが、多くの小屋ではカードが使えるようでした。
      フェールラーベンクラシック楽しんできてくださいね!

  2. チハル より:

    返信とアドバイスありがとうございます。フェラルーベンクラシック楽しんで来ます!