ペルー マチュピチュ・ワイナピチュ トレッキングまとめ

ブランカ山群サンタクルス谷を歩いた僕らはインカ帝国時代の空中都市マチュピチュを目指した。ここはいつか行ってみたい場所としてずっと昔から頭の中にあった憧れの場所。世界遺産マチュピチュを真上から見下ろすことができるワイナピチュへのトレッキングも行った。

本記事では、ワイナピチュでのトレッキングのまとめとして、ルート、準備とアクセス、気候と装備、食事と宿泊などについてまとめました。

(2016年11月時点の情報です)

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ワイナピチュトレッキング(登山)とは

古代インカの遺跡マチュピチュの奥にそびえる急峻な山。急こう配のトレイルを登ると頂上からはマチュピチュ遺跡やウルバンバ川、ハイラムビンガムロード等が一望できます。僕らはマチュピチュ観光と組み合わせて半日トレッキングで楽しみました。急峻な山を登るのでトレッキング(歩く)よりも登山と言ったほうがイメージに近いかもしれません。

正面にマチュピチュ遺跡、左側の山の斜面の道がハイラムビンガムロード、谷底に流れる川がウルバンバ川

トレッキングルート

マチュピチュ遺跡の奥にワイナピチュへの入山ゲートがあります。ここからワイナピチュの山頂までを往復するルート(所要時間約2時間)と、山頂を越えてワイナピチュを一周するルート(所要時間約4時間)があります。どちらもアップダウンは激しく、高所が苦手な人は厳しいかもしれません。一周ルートでは「月の神殿」を訪れることができますが、往復ルートよりさらに高度感のあるトレイルが続くということで、僕らは往復ルートにしました。

トレッキングレポートはこちら

天空に浮かぶ都市 ペルー マチュピチュ・ワイナピチュ トレッキング
インカ帝国時代の空中都市マチュピチュ。ここはいつか行ってみたい場所として昔から頭の中にあった憧れの場所。そのマチュピチュを真上から見下ろすことができるワイナピチュへ登った日帰りトレッキングのレポートです。

ワイナピチュを周回する4時間のルートも

行ってわかったワイナピチュ その1

ワイナピチュの入山ゲートを越えてしばらく行くと左に分岐する道がありますが、これはHuchuy Picchuというマチュピチュとワイナピチュの間にある、ワイナピチュより少し低い山へのトレイルです。ここの山頂はワイナピチュよりマチュピチュとの距離が近いので大きく見え、人も少なくてゆっくりできます。ワイナピチュの後に余裕があれば立ち寄ってみる良いでしょう。

Huchuy Picchuからのマチュピチュ遺跡の眺め

アクセスと準備

ワイナピチュへの入山にはマチュピチュ遺跡の入場チケットに加え、ワイナピチュの入山チケットが必要です。アクセスは、インカ帝国のかつての首都クスコから、マチュピチュ村アグアスカリエンテスへ行き、そこからマチュピチュ遺跡へ向かいます。

入山チケットの入手

ワイナピチュは入山制限があり、朝7時と10時にそれぞれ200人ずつ、一日あたり合計400人しか入れません。入山にはチケットが必要です。ワイナピチュの入山とマチュピチュ遺跡の入場がセットになったチケット(152ソル)があり、希望の日時を指定して購入します。キャンセル・変更不可で、パスポートの名前や番号等が記載されるので譲渡もできません。シーズン中は早くから売り切れてしまうので、早めに予約・購入することをおすすめします。

公式サイトからインターネットで購入が可能です。ただし通信環境によってはうまく決済できないこともあるようです。またマチュピチュ村やクスコの文化庁に出向いて買うという方法もありますが、直前だとほぼ空きがないと考えておいたほうが良いでしょう。個人で手配する以外には、チケット込みのツアーに参加するという方法もあります。僕らは約1か月前に公式サイトからインターネットで購入しました。

行ってわかったワイナピチュ その2

僕らは7時の入山チケットを購入しました。早起きしなければなりませんが、マチュピチュ村の宿はどこもマチュピチュの開門時間である6時に合わせて早朝から朝食サービスをやっているようです。シャトルバスも5時半から運行しているので、アクセスについては問題ありませんでした。マチュピチュ開門の6時に行って、ワイナピチュ入山の7時まで、まだ人が少ないマチュピチュを散策したり写真を撮ったりするのもおすすめです。午後はマチュピチュ遺跡はかなり混雑します。ただしマチュピチュは順路が分かりにくいのであらかじめ計画を立てておいたほうがいいでしょう。

朝は人が少なく、晴れていれば朝日に照らされる姿も見られるのでおすすめです

行ってわかったワイナピチュ その3

ワイナピチュ頂上は大きな岩が積み重なり、あまりスペースは広くありません。早く登り切った人からいい場所を確保していき、 30人ぐらいでゆっくり座れるポイントは埋まってしまいます。頂上にはだいたい1時間ぐらい滞在しているようです。開門前は入山ゲートに列を作ることになりますが、登りが得意な人は前のほうに並んで、空いているうちにテンポよく登るのがおすすめです。

また写真は、頂上から少し下りたところの方が、マチュピチュもより大きく見え人も頂上ほど多くないのでおすすめです。

写真はワイナピチュ山頂より少し下りたところがおすすめ

クスコからマチュピチュ村アグアスカリエンテスへの行き方

個人で行く場合、大きく3つの方法があります

  1. 鉄道

    クスコからもっとも近いペルー鉄道のポロイ駅までタクシー(片道30ソル)で行き、そこからペルー鉄道(いちばん安い車両で片道80〜90USドル程度)を利用します。交通費は高くなりますが所要約3.5時間で快適です。ペルー鉄道は事前にネットで予約・購入できます。リマ空港、クスコ空港、クスコ市街にペルー鉄道のオフィスがあり、こちらでも購入できます。ネットで予約・購入した場合も、空港か市街のオフィスでチケットの発券してもらう必要があります。

  2. 乗り合いバス&鉄道

    クスコからオリャンタイタンボという街までコレクティーボ(乗り合いバス、片道10ソル)で行き、そこからペルー鉄道(いちばん安い車両で片道50〜60USドル程度)を利用します。交通費は鉄道のみより安くなります。僕らはこの方法で行きも帰りも移動しました。コレクティーボは当日乗り場でつかまえますが、オリャンタイタンボ・マチュピチュ村アグアスカリエンテス間のペルー鉄道は事前に予約・購入しておきます。

  3. 乗り合いバス&歩き

    水力発電所までコレクティーボで行き、そこから線路の上を約10km歩きます。スタンドバイミーコースと呼ばれ、もっとも費用が安いため、バックパッカーに人気の方法です。コレクティーボの乗車時間が長く、標高の高い山道を走るため車酔いする人は注意が必要です。

僕らはオリャンタイタンボからペルー鉄道に乗車

マチュピチュ村アグアスカリエンテスからマチュピチュ、ワイナピチュへの行き方

マチュピチュ村アグアスカリエンテスとマチュピチュの標高差は400mぐらい。ハイラムビンガムロードという九十九折の道が続きます。シャトルバスだと所要時間30分、料金は片道ひとり12USドル。マチュピチュの開門時間に合わせて、早朝から運行しています。また2時間程度で歩いていくという方法もあります。チケットは当日でも購入できますが、混み合うため僕らは前日に購入しました。チケット売り場及びバス乗り場はメルカド(市場)の近くの渓流沿いにあります。

マチュピチュ遺跡へのバスのチケット売り場。緑色のマイクロバスがマチュピチュ行きのバスです

インカトレイルまたはサルカンタイトレイルを歩いてマチュピチュへ

上述以外に、インカトレイル(三泊四日または短縮版の一泊二日)またはサルカンタイトレイル(三泊四日または四泊五日)を歩いて、マチュピチュを訪れるという方法もあります。インカトレイルはガイド付きのツアーでないと歩くことができません。人気が高くかなり前もって手配をしないと歩けないようです。サルカンタイトレイルは、個人でも歩けるようですが、ガイド付きのツアー参加が一般的のようです。クスコの旅行会社や宿で募集しており、直前でも参加できそうでした。いずれもジャングルとインカの遺跡を楽しめるトレイルのようです。

気候と装備

マチュピチュ付近は4月から11月が乾季で、この時期がベストシーズンです。山間部であり、寒暖の差もあるので、乾季でも防寒着としてレインウェアを持っていくと良いでしょう。朝早くマチュピチュへ向かう場合、夜明け前にバス乗り場に並ぶため、結構寒かったです。

マチュピチュ遺跡内及びワイナピチュは水を補給できる場所がないので、たくさん持って行きましょう。

刺されると無茶苦茶かゆい虫がいます。マチュピチュ・ワイナピチュより、マチュピチュ村アグアスカリエンテスのバス停近くで結構刺されました。長袖長ズボン・タイツの上からは刺して来ませんでしたが、虫除けがあると良いでしょう。

僕らの海外トレッキング&世界一周の装備・持ち物のまとめ記事はこちら

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食事と宿泊

マチュピチュ遺跡内やワイナピチュには売店はありません。マチュピチュの入場門の外に、簡単な売店やマチュピチュサンクチュアリロッジという高級ホテルに併設のレストランがあるようです。またトイレは入場門の外に有料のものがあるだけです。チケットは再入場できるので、これらを利用する場合はいったん出口から外に出る必要があります。

観光客向けの雰囲気のいいレストランは街中にたくさんありますが、安くて美味しい地元の料理を食べるなら、マチュピチュ村アグアスカリエンテスのメルカド(市場)の2階にある食堂がおすすめです。クスコ等に比べるとこじんまりしていますが、数店舗あり地元の人で賑わっています。1階は野菜や果物、パン等が買えます。ただし、レストランもメルカドも、アグアスカリエンテスの物価は全体的に高い印象です。売店は街中にもありますが、品ぞろえも豊富というわけではないので、必要なものがあればクスコであらかじめ買って持っていくのが良いでしょう。

ペルー料理のロモサルタード(通常は牛肉ですがこちらは鶏肉版)

マチュピチュ観光だけであればクスコからの日帰りもできなくはないですが、ワイナピチュ登山もするとなると、マチュピチュ村での宿泊が必要でしょう。高級ホテルから安宿までいろいろあります。僕らはワイナピチュ登山&マチュピチュ観光をした日の前日および当日の2泊、マチュピチュ村に滞在しました。時間がない場合は、前日にクスコからマチュピチュ村まで移動して一泊した後、次の日の7時の入山チケットでワイナピチュに登り、効率よくマチュピチュ観光を済ませ、ペルー鉄道の一番遅い時間でその日のうちにクスコまで帰る、というスケジュールも可能です。

僕らがマチュピチュ村で宿泊したゲストハウスSupertramp Hostelはこちら。建物の外や中の独特のペイントには好き嫌いがあるかもしれませんが、値段相応の清潔さでゆっくりできました。

また僕らがクスコで宿泊したゲストハウスKokopelli Hostelはこちら。入り口が分かりにくいですが、中は広々としていて、朝食も品数があってよかったです。

マチュピチュ村で宿泊したSupertramp hostel

費用

(参考) 1Sol(ソル)=約32円 ※2016年11月レート

  • クスコからオリャンタイタンボまでの乗り合いバス(片道) 一人10ソル
  • オリャンタイタンボからマチュピチュ村アグアスカリエンテスまでの鉄道(片道) 一人58USドル
  • マチュピチュ村アグアスカリエンテスからマチュピチュ遺跡までのバス(片道) 一人12USドル
  • マチュピチュ入場料+ワイナピチュ入山料 一人152ソル

参考にした情報

ペルーの公式観光サイトのマチュピチュ紹介ページ

ペルー政府観光庁が運営するペルー公式観光ウェブサイトのマチュピチュ紹介ページ

マチュピチュの公式サイト

マチュピチュの公式サイト。オンラインでチケットの購入ができます。

ペルー鉄道の公式サイト

ペルー鉄道の公式サイト。鉄道チケットの購入ができます。

まとめ

マチュピチュは世界中からたくさんの人が訪れる人気の観光地で、入場料や交通費が高く、宿泊施設や食事の物価も高いですが、道中アンデスの山奥にどんどん入っていく感じと、急峻な山の上に浮かぶ遺跡を見ると、やっぱり来てよかったなと思える場所でした。

マチュピチュのロケーションは十分な秘境感があるのですが、何台ものマイクロバスに行列を作って乗車して向かうのは、如何にも観光地を訪れる団体客という感じがして、あまり好きではありませんでした。

今回は日程の都合上できませんでしたが、インカトレイルやサルカンタイトレイルを歩いてマチュピチュを訪れるというのも面白そうだなと思います。やっぱり秘境や絶景は自分の足で訪れたい!そう感じたマチュピチュ・ワイナピチュでもありました。

ちなみに、マチュピチュ・ワイナピチュを訪れる前は、ペルー・ワラス方面のブランカ山群サンタクルス谷のトレッキングに行ってきました。がっつりトレッキングを楽しみたい人にオススメです。

ペルー ワラス サンタクルス谷トレッキング まとめ
ペルーアンデスの核心部とも言えるブランカ山群サンタクルス谷。5000m級、6000m級の山々がひしめくアンデス山脈の天井のような場所で行った3泊4日トレッキングのまとめ記事です。ルート、準備とアクセス、気候と装備、食事と宿泊等についてまとめています。

マチュピチュで人気者のリャマ

マチュピチュ・ワイナピチュでのトレッキングで気になることがあればコメント欄に!

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世界のトレイルを巡る旅 ルートまとめ
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