ポルトガル ロカ岬 トレッキングまとめ

roca

ジョンミューアトレイルを歩いた僕らは再び大西洋を渡り、ヨーロッパの地に戻って来た。強い日差しにのんびりとした雰囲気、干し鱈の香りが印象的な南欧ポルトガル。トレッキングコース選びに苦労したが、雰囲気の良い二つのトレイルを巡ることができた。二つ目は、ユーラシア大陸最西端のロカ岬に向け、大西洋を眺めながら断崖絶壁と白い砂浜が美しい海岸沿いのトレイルを歩いた。

本記事では、ロカ岬でのトレッキングのまとめとして、アクセス・準備、ルート、気候と装備、宿泊・食事、などについてレポートします。

(2016年9月時点での情報です)

スポンサーリンク

ロカ岬トレイルとは

ユーラシア大陸最西端のロカ岬を中心に海岸沿いに続くトレイル。大西洋を臨むビーチや断崖、海沿いの街を眺めながらのトレッキングが楽しめます。

ユーラシア大陸の大西洋岸、北はエストニアから南はポルトガルまで約5,000キロにわたって伸びるE9というヨーロピアン・ロングディスタンス・パス(海沿いにあることからヨーロピアン・コースタル・パスとも呼ばれる)の一部となります。

正式に「ロカ岬トレイル」という名前のトレッキングルートがあるわけではありません。

大西洋岸に沿って、このような断崖絶壁と砂浜が何度も繰り返す

大西洋岸に沿って、このような断崖絶壁と砂浜が何度も繰り返す

トレッキングルート

どこを歩くか

前述の通り、ポルトガルの大西洋岸はE9というヨーロピアン・ロングディスタンス・パスが整備されており、広い範囲でトレッキングを楽しむことができます。

リスボンからの日帰りで考えた場合、ロカ岬から北にあるプライア・ダ・ウルサまでを往復するルート(往復4キロ弱)、ロカ岬から北にあるアゼーニャス・ド・マールまでを歩くルート(片道11キロ程度)あたりが一般的かと思います。ロカ岬から南方面に歩くことも可能です。

トレイルは海岸に沿って続いているので、宿泊が出来れば、更に北/南に足を延ばすことも出来ます。キャンプ場もいくつかあるようでした。僕らは、当初は海の近くでキャンプを楽しむことも検討しましたが、日程の都合でリスボンからの日帰りとし、北のアゼーニャス・ド・マールからロカ岬までのトレッキングとしました。

トレッキングレポートはこちら

ユーラシア大陸最西端 ポルトガル ロカ岬トレッキング
ジョンミューアトレイルを歩いた僕らは再び大西洋を渡り、ヨーロッパの地に戻って来た。強い日差しにのんびりとした雰囲気、干し鱈の香りが印象的な南欧ポルトガル。ユーラシア大陸最西端のロカ岬に向け、大西洋を眺めながら断崖絶壁と白い砂浜が美しい海岸沿いのトレイルを歩いたトレッキングレポートです。

トレッキングルートは時間・体力に合わせてかなり自由に設定することができますが、ロカ岬以外の場所へのアクセスはバスの本数が限られているため、注意が必要です。

GR11-E9の案内板。ここはヨーロッパ・ロングディスタンス・パスの一部

GR11-E9の案内板。ここはヨーロッパ・ロングディスタンス・パスの一部

どちらから歩くか

僕らはロカ岬の北にあるアゼーニャス・ド・マールからロカ岬までを歩きましたが、ロカ岬をスタートにしても良かったかもしれません。ロカ岬から北にトレッキングした方が、太陽を背にするので眩しくなく、前方の景色が逆光にならずより綺麗に見えます。海岸線に沿って街並みがきれいに見えるのもこの方向です。

一方で、ロカ岬がゴールの達成感も捨てがたいところです。ユーラシア大陸最西端に自分の足で辿り着くのは、バスですぐ前まで行くのとはまた違う感慨がありました。バスの本数を考慮するとロカ岬をトレッキングのゴール地点とした方が時間を気にせず歩くことが可能です。

北向きに歩く場合は遠くに街を眺めながら歩くことができます

北向きに歩く場合はこのように遠くに街を眺めながら歩くことができます

考慮すべき事項

山を登るのではなく海沿いを歩くトレイルですが、アップダウンは結構あります。少し内陸の車の通る道で迂回することも出来ますが、特に景色のいい海沿いの道は、断崖絶壁の岩の高台と海抜ゼロのビーチが交互に出てくるので、急登の登り下りが頻繁にあります。距離の割にはあまり早くは歩けません。脚力と帰りのバスの時間は余裕を見ておいた方が良いでしょう。  
ロカ岬に近づくにつれアップダウンが激しくなります。断崖からビーチへ降りるだけで結構時間と体力を使いました。

ロカ岬に近づくにつれアップダウンが激しくなります。断崖からビーチへ降りるだけで結構時間と体力を使いました

アクセスと準備

僕らのトレッキングのスタート地点であるアゼーニャス・ド・マール、ゴール地点であるロカ岬それぞれへのアクセスについて記載します。

アゼーニャス・ド・マールへのアクセス

リスボンのロシオ駅からシントラ行きの電車に乗車し、シントラ駅より一駅リスボン寄りのポルテラ・デ・シントラ駅で下車します。アゼーニャス・ド・マールへのバスはポルテラ・デ・シントラ駅前のバスターミナルから出ており、440番のバスに乗車します。本数が少なく、スケジュールは季節により変更されるので、最新の情報をご確認ください。

バスの時刻表はこちら

ポルテラ・デ・シントラ駅のバスターミナル。アゼーニャス・ド・マールへは440番のバスに乗車します

ポルテラ・デ・シントラ駅のバスターミナル。アゼーニャス・ド・マールへは440番のバスに乗車します

 ロカ岬へのアクセス

リスボンからシントラまたはカスカイスまでは電車、そこからバスでロカ岬まで移動します。

シントラ行きの電車はリスボンのロシオ駅、カスカイス行きの電車はリスボンのカイス・ド・ソドレ駅が拠点になります。ロカ岬へは、シントラ駅およびカスカイス駅からバスが出ています。いずれの場合も403番のバスです。日中は30分に1本の割合で運行されています。この辺りの行き方は、個人でロカ岬へ観光に行く場合と同じです。

僕らはトレッキング終了後、ロカ岬からカスカイスへ移動し、リスボンへ戻りました。

気候と装備

僕らが訪れたのは9月下旬でしたが、まだまだ夏の陽気で暑かったです。ロカ岬周辺は風がとても強いですが、日陰はほぼないので、飲み水は多めに、暑さ対策、日焼け対策を忘れないようにしましょう。

ビーチがたくさんあるので、海で遊びたい人は、水着やビーチサンダル、タオルなどを持って行くのもありでしょう。

僕らの海外トレッキング&世界一周の装備・持ち物のまとめ記事はこちら

海外トレッキング&世界一周 装備・持ち物まとめ
トレイルトラベラーズの世界のトレイルを巡る旅は、世界一周バックパッカー&海外トレッキング。長期旅行とトレッキングそれぞれの観点から必要最小限の荷物を背負って世界のトレイルを巡っています。長時間歩くことも多いため、軽量化・ファストパッキングを意識しなが...
美しいビーチでのんびり過ごすこともできます

美しいビーチでのんびり過ごすこともできます

食事と宿泊

ビーチの近くなどにいくつかのレストランや売店がありました。またポルテラ・デ・シントラ駅やカスカイス駅にはスーパーがありました。僕らはバスを待つまでの時間で、ポルテラ・デ・シントラ駅近くのスーパーでパンやチキン、フルーツなどを買って、トレッキング中に大西洋を眺めながら楽しみました。

僕らはリスボンからの日帰りのため、リスボンのホステルに宿泊しました。シントラは、レガレイラ宮殿やペーナ宮殿、ムーア人の城壁などが「シントラの文化的景観」として世界文化遺産に登録されており、人気の観光スポットでもあるため、宿泊先もたくさんあります。シントラ観光とセットで考える場合は、シントラ泊もありだと思います。また海岸沿いにはいくつかキャンプ場もあるようです。

まとめ

ロカ岬トレイルは大西洋を臨む気持ちのいいトレイルです。あの向こうに「新大陸」があるのかとロマンをかきたてます。地が終わり海が始まるこの地から、ポルトガルの大航海時代の繁栄に思いを馳せながら歩くのも一興。

ロカ岬は大西洋を見渡す高台ですが、そこまでのトレイルにはいくつものビーチもあります。僕らの歩いた区間では、岩に囲まれ、断崖を降りていかないとたどり着けない秘境のビーチ、プライア・ダ・ウルサが有名です。ビーチで遊びながらのトレッキングも可能です。

リスボンは街歩きの楽しい美しい街。シントラはレガレイラ宮殿やペーナ宮殿などの観光もあります。ポルトガルは、僕らにとって、300日の世界一周の中で、旅行先としてトップ3に入る楽しかった場所。ロカ岬トレイルは、旅行と組み合わせて楽しむトレイルとして、とてもオススメです。

秘境ビーチのプライア・ダ・ウルサ

秘境ビーチのプライア・ダ・ウルサ

ロカ岬はたくさんの観光客で賑わう人気の観光スポット

ロカ岬はたくさんの観光客で賑わう人気の観光スポット

ロカ岬トレッキングで気になることがあればコメント欄に!

ロカ岬でのトレッキングって実際どうなの?と気になることがあれば、コメント欄にメッセージいただければ、今回のトレッキングの実体験をもとに、わかる範囲でお答えします!

世界のトレイルを巡る旅の概要はこちらはてブ数

世界のトレイルを巡る旅 ルートまとめ
2016年4月13日から300日間、僕らは夫婦で世界のトレイルを巡る旅に出発しました。本記事では、僕らが訪れた世界のトレイルと旅全体のルートをまとめています。
 
スポンサーリンク

シェアする