自然が生み出した奇岩群 カッパドキア・トレッキング(2)

Cappadociaトルコの南岸にあるロングトレイル、リキアンウェイで地中海沿いのトレッキングを楽しんだ僕らは、トルコ中部にある世界遺産の街カッパドキアに向かった。自然の驚異とも言える独特の奇岩群が有名で、遺跡や地下都市など見所の多い街だ。今回は僕らはカッパドキアの中心にあるギョレメの街を起点に3日間にかけて日帰りトレッキングを楽しんだ。

本記事では、ホワイトバレー・ラブバレーを歩いた二日目のトレッキングレポートをお伝えします。

(トレッキング実施日:2016年6月12日)

目次

ホワイトバレーからラブバレーへ

今日はギョレメの街の西側にあるホワイトバレー・ラブバレーを歩く。
 
本当は暑くなる前、午前中の早い時間帯に歩き始めたいところだが、トルコの朝食はどこも8時から10時がスタンダードらしく、これに合わせると涼しい時間帯に歩き始めるのがなかなか難しい。結局、午前中はゆっくり朝食をとり、その後はホテルの部屋で今後の旅のための情報収集を行い、午後から夕方にかけて歩くことにした。
 
ホワイトバレーは、ウチヒサル城の近くに入り口がありそこから歩き始める。昨日の帰りに歩いた道を今日はバスを使って移動する。
 
左奥にウチヒサル城。ホワイトバレーは石標が示す右方向

左奥にウチヒサル城。ホワイトバレーは石標が示す右方向

ここから渓谷の中に入っていく

ここから渓谷の中に入っていく

ホイップクリームのような不思議な谷

ホワイトバレーはその名の通り、白い砂で出来た谷。形もどこかホイップクリームのようで可愛らしい。本当に不思議な風景だ。
 
昨日と同じように谷の中に入ってしまえば、進む方向は一つだが、谷底を進むか、少し高い部分を進むかは自由だ。今日も少しでも眺望の良い道を進んだ。
 
ホワイトバレー。白い渓谷の中を歩く。

ホワイトバレー。白い渓谷の中を歩く

まるで、ホイップクリームのよう。本当に不思議。

まるで、ホイップクリームのよう。本当に不思議

渓谷の中にたくさんのきのこ岩

半分ほど進むと、カッパドキア名物のきのこの形状をした岩がたくさん見えてきた。きのこ岩はカッパドキアの幾つかのエリアで見ることができるが、歩いてしか来られない谷の中に立ち並ぶ風景は、圧巻である。この辺りはその特徴的な風景からラブバレーと呼ばれている。
 
きのこ岩がたくさん。カッパドキアらしい風景

きのこ岩がたくさん。カッパドキアらしい風景

二人できのこのポーズ、笑。

二人できのこのポーズ、笑

どれくらいの年月をかけてこの状態になったのだろうか。

どれくらいの年月をかけてこの状態になったのだろうか

ゴールはレッドバレー・ローズバレーの近く

ラブバレーを抜けると、徐々に谷の幅が広がって行き、谷を抜けだす。スタート地点からゆっくり歩いて2時間ほど。昨日は遠くに見えたレッドバレー・ローズバレーもだいぶ近くに見えるようになる。
 
ここからは昨日と同じように、ギョレメの街までアスファルトの道を歩いて戻る。30〜40分ほどの距離だ。
 
今日のゴール地点。ここまで2時間ほど。

今日のゴール地点。ここまで2時間ほど

アスファルトの道を歩いて帰る

アスファルトの道を歩いて帰る

ギョレメの街まであと少し

ギョレメの街まであと少し

歩き終えて

カッパドキアの奇岩の代表格はきのこ岩。実際に訪れてみるととても大きく力強い。スケールの大きい絶景ばかりのカッパドキアだが、長い年月をかけて出来上がった自然の驚異をもっとも感じたのがきのこ岩だった。これをギョレメの街から歩いて見に行けるのがこのトレッキングルートの一番のポイントだろう。
 
今日も一本の渓谷の中を進む3時間弱のショートトレッキング。暑さが厳しくない時期であれば、ピジョンバレーからウチヒサル城まで歩いた後、そのままホワイトバレー・ラブバレーを歩くのがルート的には効率的かもしれないと感じた。まとめて歩いても5〜6時間あれば歩けるだろう。
 

 

 
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