モンテネグロ・ドゥルミトル国立公園 トレッキングまとめ

Durmitorバルカン半島にあるモンテネグロは国土の大半が山岳地帯の山国で、世界自然遺産に指定されているドゥルミトル国立公園がある。僕らは、まだ情報の少ないこの場所に惹かれ、トレッキングにやってきた。ここは氷河期に形成された起伏に富んだ地形に、多様な動植物が生息するという。

本記事では、モンテネグロ・ドゥルミトル国立公園でのトレッキングのまとめとして、アクセスと準備、ルート、天候と装備、食事と宿泊についてレポートします。

(2016年6月時点の情報です)

スポンサーリンク

アクセスと準備

ドゥルミトル国立公園のトレッキングはジャブリャクZabljakという街が拠点となります。

ジャブリャクまでは、モンテネグロの首都ポドゴリッツァPodgoricaからはバスで4時間、アドリア海沿岸のコトルKotorからは3時間程度です。それぞれ1日何本かあるようです。僕らは、まずポドゴリッツァからジャブリャクへ、トレッキング後はジャブリャクからコトルへバスで移動しましたが、いずれも当日バスターミナルに行ってチケットを購入しました。なお、バスにザックやスーツケースを乗せる場合、チケットとは別に荷物代としてひとつ1ユーロを運転手に支払います。

ポドゴリッツァ、コトルのどちらも、途中ニクシクNiksicという街を経由し、そこでバスを乗り換えました(チケットは最終目的地まで通しで購入してあるので、バスを移動するのみ)。なお、道は舗装されておりスムーズですが、バスはなかなかの年季がはいっているものが多く、クーラーが効かないことがあります。

ジャブリャクのバスターミナルは街の東の端にあり、街の中心までは歩いて5分弱です。広いドゥルミトルをいろいろ回るには車があると断然便利です。自家用車やレンタカーでヨーロッパ各地から来ている旅行者も多いようでした。

ドゥルミトル国立公園に入るには、事前のパーミット等は不要ですが、入り口で入場料ひとり3ユーロが必要です。

ボドゴリッツアからジャブリャクへ向かうバス。エアコン効かず

ボドゴリッツアからジャブリャクへ向かうバス。エアコン効かず

ドゥルミトル国立公園の入り口。入るのに3ユーロ必要。

ドゥルミトル国立公園の入り口。入るのに3ユーロ必要。

トレッキングルート

ドゥルミトル国立公園内にはたくさんのトレッキングルートがあります。 ドゥルミトル最高峰のボボトブクックBobotovkukや、頂上から美しい湖を望むことができるプルータスPrutasを目指すルートが人気があるようですが、ジャブリャクからの日帰りトレッキングを前提とした場合、これらのルートは距離が長く難しくなります(車がある場合はジャブリャクとは反対側の登山口からアクセスすることでより短い距離で登ることができるようです)。

僕らは街の中心にある観光案内所(VOLIというスーパーマーケットの東向かいにある駐車場の中にある小屋)で、トレッキングルートの相談をし、Ledena Pecinaと呼ばれるアイスケイブがあるObla Glavaという山までトレッキングを行うことを決めました。このルートは途中から登りと下りで別ルートを歩くことが出来ることも魅力でした。

別の候補として、ジャブリャクからは一番手前に見え、頂上からは黒い湖ツルノ・イェゼロとジャブリャクの街が見下ろせるMedjedという山に登ることも相談しましたが、岩稜歩きがあり危険とのアドバイスから、選択しませんでした。

僕らが歩いたアイスケイブのあるObla Glavaまでのトレッキングレポートはこちら

カルストとカールの大展望 モンテネグロ ドゥルミトル国立公園トレッキング
モンテネグロ・ドゥルミトル国立公園は、氷河期に形成された起伏に富んだ地形に多様な動植物が生息する世界自然遺産にも指定されている場所です。このドゥルミトル国立公園を歩いたワンデー・トレッキングの記録です。
 
ツルノ・イェゼロ(黒い湖)から見えるMedJed

ツルノ・イェゼロ(黒い湖)から見えるMedJed

冬にはスノーシューも楽しめる模様

冬にはスノーシューも楽しめる模様

気候と装備

僕らがトレッキングを行った6月下旬は朝晩は涼しく、日中は日差しが出ると暖かい気候でした。僕らが歩いたアイスケイブまでのルートであれば雪が残っている場所はほとんど無く、歩きにくい場所もありませんでしたが、ドゥルミトル最高峰のボボトブクック近辺はまだ残雪があるようでした。

ゴツゴツとした岩肌を歩くのでしっかりしたトレッキングシューズと、一部急な下りがあるのでトレッキングポールがあると良いです。

途中、食料が購入できる小屋・店はありませんでしたので、水・食料ともに持参しましょう

僕らの海外トレッキング&世界一周の装備・持ち物のまとめ記事はこちら

海外トレッキング&世界一周 装備・持ち物まとめ
トレイルトラベラーズの世界のトレイルを巡る旅は、世界一周バックパッカー&海外トレッキング。長期旅行とトレッキングそれぞれの観点から必要最小限の荷物を背負って世界のトレイルを巡っています。長時間歩くことも多いため、軽量化・ファストパッキングを意識しなが...
下りは急な斜面があるため、ポールがあると良い

下りは急な斜面があるため、ポールがあると良い

食事と宿泊

ジャブリャクの街はもともと、年間120日スキーが楽しめるスキーリゾートとして有名ですが、夏でもレストランやゲストハウスは営業しているようです。宿泊はホテルやペンションのようなものの他に、SOBEと呼ばれる民泊もあります。バスターミナルに着くとSOBEの客引きが何人か声をかけてきます。

街の中心にはVOLIというスーパーマーケットがあり、自炊も可能です。またVOLIの裏にパン屋もあります。味はヨーロッパの他の国に比べるとやや素朴ではありますが、ボリュームがありお手頃価格です。 

僕らが泊まった宿。予約サイトから探しましたが、SOBEです。

僕らが泊まった宿。予約サイトから探しましたが、SOBEです。

参考にしたサイト

ドゥルミトル国立公園のトレッキングの情報収集にあたっては、summit postのサイト(英語)を参考にしました。

このサイトの情報をもとに、トレッキング候補を決め、ジャブリャクのインフォメーションで今の時期に歩くことが可能か、どのようにアクセスすれば良いかを相談しました。

まとめ

モンテネグロはまだ日本人には馴染みの薄い国かもしれません。僕らがジャブリャク滞在中は、旅行者はヨーロッパ系がほとんどで、日本人はおろか、アジア人も見かけませんでした。しかし、ヨーロッパ最後の秘境と言われるドゥルミトルは、分かりやすく派手な山はありませんが、その豊かで落ち着いた自然は、僕らには魅力的な場所でした。

モンテネグロのもうひとつの世界遺産、アドリア海沿岸のコトルの街からもバスで3時間程度でアクセスできるため、コトル観光と組み合わせて、モンテネグロの海のバカンスと山のアクティビティを楽しむ旅も面白いと思います。

アドリア海沿岸の古都 モンテネグロ コトル トレッキングまとめ
モンテネグロ・コトルはアドリア海から伸びる複雑な海岸線の奥にある山と海に囲まれた静かな街。ここでは中世の雰囲気を残す旧市街から背後の山に沿って伸びる城壁を登ることができ、ちょっとしたハイキングが楽しめます。山に挟まれたコトル湾と旧市街の美しい景色を楽しみました。

最後に、実際にモンテネグロ・ドゥルミトル国立公園に行ってわかったことをまとめてみました。

モンテネグロ・ドゥルミトル国立公園に行ってわかった6つのこと
モンテネグロ・ドゥルミトル国立公園は、氷河期に形成された起伏に富んだ地形に多様な動植物が生息する世界自然遺産にも指定されている場所です。実際に行って分かった、モンテネグロ・ドゥルミトル国立公園トレッキング&旅行のTipsをお伝えします。

世界のトレイルを巡る旅の全体概要はこちら

世界のトレイルを巡る旅 ルートまとめ
2016年4月13日から300日間、僕らは夫婦で世界のトレイルを巡る旅に出発しました。本記事では、僕らが訪れた世界のトレイルと旅全体のルートをまとめています。
スポンサーリンク

シェアする