嵐の大地 パタゴニア パイネ国立公園Wルート トレッキング (4)

南米最後のトレッキングはチリ・パタゴニアにあるパイネ国立公園。1日の中に四季があると言われるほど目まぐるしく変化する天候、吹き飛ばされそうなほど強い風、天に向かってそびえる奇岩の塔群、南国の海のように鮮やかな色をした湖など、パタゴニアの厳しさと魅力を詰め込んだような場所だ。

Wコースという人気ルートを三泊四日で歩いたトレッキング四日目のレポートです。

(トレッキング実施日:2016年12月15日)

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Day 4 概要

パイネトレッキング最終日。クエルノス小屋を出発し、まずはイタリアーノキャンプ場へ。そこからフランセス谷へのサイドトリップを行い、最後はイタリアーノキャンプ場からパイネグランデ小屋まで歩く、合計15.5kmの行程。

トレッキング終了後は、フェリーでペオエ湖を渡り、バスでプエルトナタレスの街へ戻る。

前半:クエルノス小屋〜イタリアーノキャンプ場

  • スタート地点 クエルノス小屋
  • ゴール地点 イタリアーノキャンプ場
  • 7時45分出発 9時45分到着(休憩なし)
  • 行動時間 2時間00分(休憩なし)
  • 距離 約5km

強い風雨に打たれながら

しとしと降る雨の中、出発。昨日に引き続きノルデンフェールド湖の北岸を西へ進む。低い雲がクエルノスパイネにかかり、今日は全容を掴むことができない。次第に強くなる雨と風。パイネの厳しさを味わい、湖岸と森のトレイルを歩き、イタリアーノキャンプ場へ。

今日はいよいよ嵐のパタゴニアの登場

激しい雨と風の中、湖岸を歩いていく

タフなハイカーが集まるイタリアーノキャンプ場

ここは無料のキャンプ場で、タフな雰囲気のハイカーが集まっている。ほとんどの人がここからWコースの見所の一つフランセス谷へ向かう。管理小屋の横にはたくさんのザックが山積みされていた。僕らもここに重いザックを置いてフランセス谷へ向かった。

イタリアーノキャンプ場は無料のキャンプ場。雨でもたくさんのハイカーで賑わっていた

管理小屋に掲示されていた天気予報。今日は15日、雨も太陽もありのパタゴニアらしい天気

サイドトリップ:イタリアーノキャンプ場〜フランセス谷展望地(往復)

  • スタート地点 イタリアーノキャンプ場
  • 目的地 フランセス谷展望地 
  • 10時30分出発 12時30分到着(休憩込み)
  • 行動時間(往復) 1時間40分(休憩除く)
  • 距離(往復) 約3km

大パノラマのフランセス谷へ

樹林帯を抜け、急な岩場を登っていく。右手に白と黒のクエルノスパイネ、左手にパイネグランデとそこから流れ出る青白い氷河。振り返るとノルデンフェールド湖が見える。時折、ゴーンという氷河が崩れ落ちる低い音が聞こえてくる。

フランセス谷のミラドールはこれらを一度に見渡すことができる360度視界が開けた夢のような展望地。この日はあいにくの天気だったが、晴れた日の大パノラマ感は凄まじいものがあるだろう。

フランセス谷の展望地目指して登っていく

フランセス谷の展望地へ。10数名のハイカーが360度の眺望を楽しんでいた

わずかな日差しを受けて青白く輝く氷河

クエルノスデルパイネとノルデンフェールド湖

後半:イタリアーノキャンプ場〜パイネグランデ小屋

  • スタート地点 イタリアーノキャンプ場
  • 目的地 パイネグランデ小屋
  • 13時00分出発 15時00分到着(休憩なし)
  • 行動時間(往復) 2時間00分(休憩なし)
  • 距離(往復) 約7.5km

焼け焦げた木々、風で押し曲げられた木々

イタリアーノキャンプサイトまで引き返し、西へ進む。どんよりとした重たそうな雲が広がる景色もパタゴニアらしい。パイネ国立公園をコースとしたトレイルランニングの大会ウルトラフィヨルドの写真が確かこのような雰囲気だったことを思い出す。

山火事で焼け焦げた木々、一年中吹く強い風によって真横に押し曲げられた木々に、パタゴニアを感じながら歩き続け、やがてパイネグランデ小屋へ。僕らのトレッキングの終着点だ。ここからフェリーに乗ってペオエ湖を渡り、バスに乗り換えてプエルトナタレスへ戻る。尚、通常Wコースではここでもう一泊し、北にあるグレイ氷河までを往復してトレッキングを終えるのが一般的。

山火事で焼け焦げた森を抜けていく

遠くにパイネグランデ小屋が見えてきた

パイネグランデ小屋に着く頃には青空が広がりはじめた

南国の海のようなペオエ湖

フェリーに乗る頃にはさっきまでの灰色の雲はどこに行ってしまったのか、遥か遠くまで青空が広がり、全てのものが目を覚ましたかのように鮮やかな色を取り戻していた!

フェリーは南国の海のようなペオエ湖を進み、デッキからは湖越しにクエルノスパイネの鋭い角が見える。その光景はもはやアニメかゲームの世界でしか見られない現実離れしたもの。冷酷だった氷の女神が突如微笑み出すような変わりように、多くの人がパタゴニアに魅了される理由がわかった気がした。

パイネグランデとクエルノスデルパイネ

フェリーに乗船

南国の海のように鮮やかなペオエ湖と対照的な険しさを見せるクエルノスデルパイネ

ハイライトと改善点

<ハイライト>

  • 最後にフェリーから眺めたクエルノスデルパイネ
    雨と風で厳しいコンディションだった最終日・・・
    無事にトレッキングを終えた僕らを見送ってくれたのは、青い湖に浮かぶようにそびえ立っていたクエルノスデルパイネ!
    いつまでも脳裏に焼き付いて離れない最高の絶景だった!!

<改善点>

  • 特になし!

パイネ国立公園トレッキングの初日から三日目のレポート、まとめ記事はこちら

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三泊四日のパタゴニア・パイネ国立公園Wコーストレッキングのまとめ記事です。ルート、準備とアクセス、気候と装備、食事と宿泊、費用等についてまとめています。

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