アンデスの分水嶺 ペルー ワラス サンタクルス谷トレッキング (2)

僕らの旅もいよいよ南米へ。はじめに訪れたのはペルーアンデスの核心部とも言えるブランカ山群サンタクルス谷。5000m級、6000m級の山々がひしめくアンデス山脈の天井のような場所。予想外のハプニングに見舞われながらも3泊4日のトレッキングを行い、アンデスの大自然を堪能した。

本記事ではトレッキング二日目のレポートをお伝えします。

(トレッキング実施日:2016年11月20日)

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Day2概要 ヤマコラル〜タウジパンパ

  • スタート地点 ヤマコラル Llamacorral 3,760m
  • ゴール地点 タウジパンパ Taullipampa 4,250m
  • 7時50分出発 15時45分到着
  • 行動時間 約7時間(休憩時間含まず)
  • 距離 約11.5km
    • 上記時間・距離にアルワイコチャへのサイドトリップ(1時間半程度)は含まず

穏やかな谷、ミルキーな氷河湖

今日はタウジパンパTaullipampaまでの約11.5キロを歩く。途中、サイドトリップとして、アルパマヨAlpamayoのベースキャンプ近くにあるアルワイコチャArhuaycocha湖を訪れる場合はもう少し距離が長くなる。

今日は緩やかな谷底歩きが続く。放牧された牛や馬、ドンキーたちは暖かい日光に包まれてのんびり過ごし、子馬たちは無邪気に河原を駆け回っていた。

次に見えて来たのはターコイズブルーの湖ハトゥンコチャJatuncocha。氷河湖特有の白濁した青色は、僕らが知っている現実世界の枠を越えていて、いつ見ても溜め息が出る。

河原では馬が自由に駆けまわっていた

ターコイズブルーの湖ハトゥンコチャ

ハトゥンコチャの先の砂地では牛がのんびりと過ごしていた

鋭いV字谷の底を歩く

ハトゥンコチャを過ぎると、広い砂地のトレイルに変わる。鋭いV字谷の間に大量の砂が堆積した真っ平らな場所。解放感があり歩いていて気持ちの良い場所だった。

やがて大きな石がゴロゴロ転がる河原のようなトレイルに変わる。今日のキャンプ地はこのまま川沿いを登った位置にあるが、左側の斜面にあるスイッチバックのトレイルを登って行くとアルパマヨのミラドール(ビューポイント)を経由して行くことができる。

V字谷に大量の砂が堆積したトレイルを進んで行く

アロエの仲間だろうか。鮮やかな赤色が岩肌を彩っていた

世界で最も美しい山

アルパマヨはその綺麗なピラミッド状の山容から世界で最も美しい山と言われているらしい。スイッチバックのきつい登り坂の途中からその美しい姿が見えてくる!

雲ひとつ無い空に青白い氷河を抱えたアルパマヨはとても迫力があったが、実は最も美しいと言われているのは反対側から見た場合の姿。残念ながらここから世界一の姿を見ることはできないが、それでも十分な絶景だった。

スイッチバックのトレイルを登っていく。振り返るとサンタクルスの谷を見下ろすことができる

ミラドールからのアルパマヨの眺め

青白く輝くアルパマヨ。向こう側の姿も見てみたいものだ

別行動で湖へ

アルパマヨのミラドールからさらに先に進むと、アルパマヨのベースキャンプとその先にあるアルワイコチャ湖まで行くことができる。

ミラドールで沢山の写真を撮ったり、ゆっくり休憩していたこともあって、時刻は既に15時を回っていた。いつものように僕らだけのトレッキングであれば、時間を気にすることも無いのだが、今回はドンキーとアリエロが先に行ってテントを設営して待っている。到着が遅くなると心配するだろうし、お腹も空いてしまうだろう。そこでここから僕ら二人は別行動をとることにした。僕は湖に向い、妻は先にキャンプサイトに向う。

ここから湖まで片道1時間。ペースを上げて登っていく。アルパマヨの姿がどんどん大きくなり、傾き始めた太陽の光が氷河に差し込むことでますます輝いて見える。振り返ると鋭鋒アルテソンラフArtesonrajuの姿も見えるようになる。その鋭い三角形はマッターホルンのようだった(パラマウント映画のロゴのモデルになったという話も)。

アルパマヨのミラドールの先へ進んで行く

振り返ると鋭鋒アルテソンラフの姿が美しく見えるようになる

アルテソンラフはマッターホルンのような鋭い姿

ファンタジーの世界

アルパマヨベースキャンプから湖までは急な登りとなる。標高は既に4,400m近い。高山病の症状は無いが、さすがに息が上がる。キャンプサイトへの到着が遅くなると心配させてしまうし、傾き始めた太陽が山に隠れて湖を照らさなくなると、その美しさも半減していまうと思い、苦しいながらも先を急いだ。

20分ほどで急な登りをクリアし、ようやくアルワイコチャ湖が見えてきた。ハトゥンコチャ湖よりも落ち着きのある色の湖で、氷河を抱えた山に囲まれたひっそりとした佇まいはまさにファンタジーの世界だった。

アルパマヨベースキャンプからの急な登りの先にある湖が見えてきた瞬間

幻想的な湖アルワイコチャ

夕陽に染まるタウジラフ

いつまでもその幻想的な姿にうっとりしていたかったかったが、すでに時計の針は16時半を指していたため、早々に引き返す。

戻りは下り坂ということもあり、久々にトレイルランニング。4000m超えの過酷なトレランも良い思い出となった。サンタクルスの谷には夕陽が差し、砂地の谷底が黄金色に染まっていた。

17時15分過ぎに本日のキャンプサイト、タウジパンパに到着。ここからは夕陽に赤く染まるタウジラフを間近に見ることができた。

太陽が傾き始め輝くサンタクルスの谷

夕陽に染まるタウジラフ

Day2のハイライトと改善点

<ハイライト>

  • 世界一美しい山アルパマヨ(の後ろ姿)
    サンタクルスの谷底からスイッチバックの道を登っていくと、青白く輝くアルパマヨが少しずつ顔を出す。
    世界一美しいと言われるのは反対側からの眺めだが、見晴らしの良いミラドールからのアルパマヨの姿は、堂々として力強く、存在感があった!

  • 幻想的なアルワイコチャ湖
    急ぎ足で登ったサイドトリップの終着点で、アルワイコチャ湖が見えた瞬間!!
    険しい山々に囲まれたロケーションにひっそりと佇む幻想的な姿にうっとり・・・

<改善点>

  • 特になし!

サンタクルス谷トレッキングの初日のレポートはこちら

アンデスの分水嶺 ペルー ワラス サンタクルス谷トレッキング (1)
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ルート、準備とアクセス、気候と装備、食事と宿泊等のまとめ記事はこちら

ペルー ワラス サンタクルス谷トレッキング まとめ
ペルーアンデスの核心部とも言えるブランカ山群サンタクルス谷。5000m級、6000m級の山々がひしめくアンデス山脈の天井のような場所で行った3泊4日トレッキングのまとめ記事です。ルート、準備とアクセス、気候と装備、食事と宿泊等についてまとめています。

世界のトレイルを巡る旅の全体概要はこちら

世界のトレイルを巡る旅 ルートまとめ
2016年4月13日から300日間、僕らは夫婦で世界のトレイルを巡る旅に出発しました。本記事では、僕らが訪れた世界のトレイルと旅全体のルートをまとめています。
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