ジョージア・カズベギ・トレッキングまとめ

Georgia Kazbegi中央アジア・キルギスで美しい高原トレッキングを楽しんだ僕らは、ウズベキスタンを経由し、ジョージア(グルジア)に向かった。街並みは一気に西洋風に変わり、ヨーロッパに近づいてきたことを感じる。コーカサス地方は美しい自然に恵まれ、ヨーロッパの片田舎を気軽にトレッキングで楽しむことができる。今回はロシアとの国境付近にある町カズベギのトレッキングコースを歩いた。往復3時間弱のライトなトレッキングだ。

本記事では、ジョージア・カズベギでのトレッキングのまとめとして、アクセスと準備、ルート、天候と装備、食事と宿泊、費用についてレポートします。

(2016年5月時点の情報です)

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カズベギへのアクセスと準備

カズベギは、ジョージアの首都トビリシから北へ約150km行ったロシアとの国境付近にあります。トビリシのディドゥベという場所からマルシュルートカ(ミニバス)またはタクシーが出ています。ディドゥベは地下鉄の駅でもあり、駅から出るとすぐにマルシュルートカやタクシーの客引きが来ます。
 
マルシュルートカはカズベギに直行するものと、途中いくつかの観光地によってから向かう観光客向けのものの2種類があり、前者は片道一人10ラリ、後者は片道一人15ラリでした。
 
当日は天気が悪かったこともあって宿泊していたトビリシのゲストハウスを出遅れてしまい、ディドゥベに着いたのが10時。客引きに15ラリのマルシュルートカに案内されるも、全然人が集まらず1時間ほど経っても出発できませんでした(マルシュルートカはある程度人が集まらないと出発しない)。10ラリの直行便も探してみましたがうまく見つけられず、二人で40ラリで行ってくれるタクシーが見つかったためこちらで移動(事前に交渉・確認しなかったため、途中の観光地立ち寄りは無しでした)。
 
後日、ムツヘタへ観光に行く際にわかったのですが、10ラリの直行便マルシュルートカは、タクシーや観光付マルシュルートカが止まっている場所より、もう少し先の場所にありました。直行便に乗る場合は、客引きの案内を振り切って先まで進みましょう。
 
カズベギからトビリシへの戻りは10ラリの直行便マルシュルートカで戻りました(カズベギに掲示されていた時刻表だとほぼ1時間ごとに設定されているようですが、人が集まるか次第なので要注意です)。
 
直行便のマルシュに乗る場合は、あの看板の向こうまで進む必要あり

直行便のマルシュに乗る場合は、あの看板の向こうまで進む必要あり

 
カズベギまでの道中は絶景の連続

カズベギまでの道中は絶景の連続


 
カズベギからトビリシへの帰りのマルシュルートカの時刻表

カズベギからトビリシへの帰りのマルシュルートカの時刻表

カズベギでのトレッキングルート 

今回僕らは、カズベギの町から見えるツミンダサメバ教会までの往復トレッキングを行いました。他にも教会から先に進み、コーカサス山脈を代表するカズベギ山を眺めるビューポイントまでのトレッキング、そして、カズベギ山の登頂を目指すトレッキングなどがあります。
 
ツミンダサメバ教会までのトレッキングはカズベギ観光の王道といったところで、トレッキング経験の有無に関わらずカズベギを訪れる人の多くが、それぞれのペースで登ります。麓の町カズベギは標高1,750m、ツミンダサメバ教会で標高2,170mほどに位置します。カズベギの中心部から教会までは片道3km弱の距離で、僕らは登り2時間弱、下り1時間弱で歩きました。
 
今回はカズベギの町に1泊しましたが、教会までのトレッキングであれば、日帰りでトビリシに戻ることも十分可能です。教会から先のカズベギ山を眺めるビューポイントまでも数時間で往復できる距離のようです(今回は天候が悪く眺望が望めないため断念)。5,033mのカズベギ山の登頂を目指すトレッキングは往復で4〜5日必要な本格的なものとなるため、必要な情報収集をお願いします。
 
 
カズベギの中心部から教会を望む

カズベギの中心部から教会を望む

カズベギの気候と装備 

※気候・装備とも5月下旬におけるツミンダサメバ教会までのトレッキングを前提としています。
 
10月から4月まではコーカサス山脈全体で雪が降り、気温も氷点下になるなど寒さも厳しいので避けたほうが良いと思います。今回訪れたのは5月下旬ですが、天気予報では先々1週間以上毎日雨という梅雨のような天気でした。実際は初日は曇り時々雨、二日目の午前中は快晴という天気(このページの晴れている写真は二日目の帰り道で撮影したものです)。
 
このルートは距離も短く、危険な箇所もないですが、トレイルに入ると最後まで比較的急登で、滑りやすいため、ソールのしっかりした歩きやすいトレッキング・シューズがベストです。
 
今回、天気は雨交じりの曇りだったのでやや肌寒く、長袖の速乾ウェアをベースに薄手のフリース・薄手のダウンを適宜組み合わせて歩きました。晴れていれば薄着でも問題ないですが、天候は変わりやすいので最低限の準備はしていきましょう。朝晩もかなり冷え込みました。
 

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二日目の朝の風景

二日目の朝の風景

カズベギでの食事と宿泊

ホームステイ

カズベギでは、ホームステイ(民泊)と言う形で一般の家庭に泊めてもらう形が主流です。一泊二食付きが基本です。マルシュルートカやタクシーが到着する場所に、宿のおばちゃんが客引きに来ており、何人かの話を聞いて決める形になります。ただ、話を聞いても部屋の綺麗さや食事の内容などはよくわからないので、事前に情報収集し泊まりたい宿の目星をつけておくのが良いと思います。
 
今回僕らが到着した時間がやや遅く、天気も悪い日であったため、声を掛けてきたおばちゃんは一人しかおらず、選択の余地はありませんでした。
 
Guest House Lela: 一泊二食付きで一人40ラリ(素泊まりであれば一人20ラリ) 
 
僕らは交渉して食事少なめなら一人35ラリにできるとのことだったので、そうしてもらいました。 
  • 場所:マルシュルートカ乗り場からツミンダサメバ教会の反対方向に7,8分歩いた辺り
  • 部屋:ダブルルーム(晴れていれば窓からカズベギ山が見える)、清掃は行き届いており綺麗
  • 夕食:ミネストローネのようなスープ(美味しかった)、ひき肉を棒状にして焼いたもの(塩味が強めだった)、キャベツやニンジンなど複数の野菜を千切りにしたサラダ、トマトとキュウリのサラダ、パン
    ※食事少なめで、という話だったが、他にもう一組お客さんがいたので、少なめなのかどうか不明
  • 朝食:パン、卵料理、チーズ、コーヒーまたは紅茶

なお、カズベギの街は同じように見える道や家々が並んでいるので、迷子にならないよう注意。お世話になる民家の外観を写真に撮っておいたり、GPSで場所を確認しておくとよいでしょう。僕らは宿に荷物を置いて夕飯までの時間でトレッキングに出かけようとしたら、宿の主人に、彼女の名前と電話番号の書かれたメモを渡されました。これを手掛かりに戻ってきなさいということでしょう、笑。

特に看板とかは出ていないので、自らコンタクトすることは難しいかも

特に看板とかは出ていないので、自らコンタクトすることは難しいかも

夜ご飯、スープは美味しかった!

夜ご飯、スープが美味しかった!

レストラン・商店

ゲストハウスは素泊まりにして、外食するという選択肢もあります。中心部には数件ですが、レストランと商店があります。レストランは観光客向け価格設定で高いよと、ホームステイ先のおばちゃんが言ってました。商店は目についたもので2件、いずれもこじんまりとした田舎の商店です。

僕らはトレッキング前に、昼食&行動食として、ハチャプリというジョージアの伝統的なチーズ入りパンを、小さな飲食店でオーダーしたところ、事前に値段を確認しなかったこともあってから、10ラリも請求されてしまいました。通常作り置きしたもので1〜2ラリ、レストランで頼んで4〜5ラリです。。。ボラれた?

トレイルに入ると教会まで特にお店はありません。水は教会の手前に水場があり給水可能です。

帰り道の風景:ロシア・ジョージア友好記念塔(本文と関係なし)

帰り道の風景:ロシア・ジョージア友好記念塔(本文と関係なし)

カズベギでのトレッキング費用

1ラリ=約52円(2016年5月)
 
トビリシからカズベギまでの交通費
 行き:タクシー 40ラリ / 一台 (カズベギに戻る運転手だったらしく特別価格とのこと) 
 帰り:マルシュルートカ 10ラリ/ 一人
ゲストハウス 晩御飯 35ラリ / 一人 (40ラリを交渉で割引) 
 
Georgia Kazbegi

帰り道の風景:ジョージア軍用道路(本文と関係なし)

まとめ

トビリシから片道2〜3時間程度という好アクセスで日帰りも可能、道中のジョージア(グルジア)軍用道路は素晴らしい景観が続き、トレッキングは登り2時間弱と誰でもチャレンジできるライトなレベル、南アジア・中央アジアと比較すると食事も比較的食べ慣れたものをチョイスできることなどから、ジョージア・カズベギは、気軽にのどかなヨーロッパ・アルプスの雰囲気を楽しむには最適な場所だと思います。
ジョージアを訪れる際は是非、気軽に足を運んでもらいたいトレッキングスポットです。
 

最後に、実際にジョージア・カズベギに行ってわかったことをまとめてみました。
 
 

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